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「体組成計」

コミセン, 健康情報, 愛媛大学 | by okada
1月 15 2019 年

(愛媛大学社会共創学部協働事業「女性だけのシェイプアップ教室」)

 

連日続いた忘年会、飲んで食べてを繰り返したお正月、この年末年始であっという間に体重が増えてしまった方も多いのではないでしょうか。皆さんの身体の組成(骨・筋肉・内臓など)のバランスは20歳代でほぼ出来上がり、それ以降はほぼ変化しません。つまり20歳代以降に増えてしまった体重のほとんどが「体脂肪」だということなのです。

そんな体脂肪率や筋肉量などを手軽に測定する事ができるのが体組成計。年明けから松山市総合コミュニティセンター体育館でスタートした、当財団と愛媛大学社会共創学部との協働事業「女性だけのシェイプアップ教室」でも、体組成計の測定データに基づいたアドバイスを行っております。

現在では様々な種類の体脂肪計や体組成計が市販されていますが、そのほとんどの機種が「インピーダンス法」を採用しています。インピーダンスとは電気抵抗を表す言葉なのですが、水分を多く含む筋肉は電気が通りやすく、水分が少ない脂肪は電気が通りにくいという性質を利用して、体に微弱な電流を流して体内の電気抵抗、すなわち脂肪量を測定するのです。つまり、電流の通りがよく、電気抵抗の値が少ない人は体脂肪率が低く、逆に電流の通りが悪く、電気抵抗の値が多い人は体脂肪率が高くなるのです。

「女性だけのシェイプアップ教室」受講生の皆さん、教室は3月中旬まで続きます。大切なのは長い目で数値の変化を見る事です。バランスのとれた食事や継続的な運動を心がけながら、定期的に体組成の測定を行い、数値の変化を確認して下さいね!