「お酒はプラス?それともマイナス?」

by okada
7月 24 2017 年

(松山市総合コミュ二ティセンター体育館トレーニングルーム)

 

日本には「酒は天の美禄」「酒は飲むべし飲まるるべからず」などお酒にまつわる諺(ことわざ)や格言が実にたくさんありますが、「酒は百毒の長」と「酒は百薬の長」では真逆の意味。実際にお酒は人間の身体にとってプラスなのでしょうか?それともマイナスなのでしょうか?

適量のお酒は健康面にプラス効果があることがわかっています。例えば暑い夏や運動後に食欲が出ない場合、お酒を飲む事によって食欲が増し、バランスよく栄養補給ができます。その他にも動脈硬化を防ぐ効果もあるのです。ですから「筋肉をつけたい」「健康になりたい」と思っている方にとっては、お酒は決してマイナスではないのです。

ただし、問題はお酒を飲み過ぎてしまう事。アルコールは肝臓でアセド・アルデヒドに分解されるのですが、それには容量の限度があります。限度を超えるとアルコールが分解されないまま血中に入り込み、筋肉や中枢神経に悪影響を及ぼす事がわかっています。つまり、お酒を飲み過ぎると筋肉が分解されやすくなるのです。

ですから「筋肉隆々の身体になりたい」という方がトレーニングを行った後に、二日酔いになるほどお酒を飲む事は絶対にお勧めできません。汗をかいた後のビールは格別だとは思いますが、お酒がトレーニング効果を最大限に得られる「百薬の長」となるよう、自分に合った適量を見つけ、楽しく美味しく飲んで下さいね!