小野地区の遺跡紹介5 『かいなご1~3号墳』

投稿者: hajiki in 発掘調査・試掘調査 | Tagged | コメントを残す

青銅鏡 (直径7.1cm) かいなご1号墳出土

かいなご1号・2号墳は、昭和47年に発掘調査されました。

 

 

 

 

 

 

1号墳は古墳時代終末期の横穴式石室を持つ長方形の古墳で、石室内からは青銅鏡・耳環・鉄鎚(かなづち)が出土しました。同様に、2号墳も古墳時代後期の横穴式石室を持つ古墳です。また3号墳は、平成3年に発掘調査された古墳時代後期の円墳で、この古墳の周辺から8~9世紀ごろの蔵骨器が発見されました。付近一帯は、久米官衙と密接な関係のある一族の墓地と推定されます。

耳環 (直径1.9cm) かいなご1号墳出土

鉄鎚 (長さ15cm) かいなご1号墳出土

 

かいなご3号墳の近くで出土した蔵骨器        (壺の高さ13.9cm)

 

 

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