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弥生土器【壺形(つぼがた)土器】

      【甕形(かめがた)土器】

松山市考古館蔵
出土地 まつやましつかもと
松山市束本
遺跡名 つかもといせききゅうじ
束本遺跡9次
解説文

《弥生土器(壺形土器・甕形土器)  弥生時代後期》(写真は一部)

 壺形土器・・・複合口縁壺と呼ばれ、口縁部が「く」の字になる特徴をもっており、西部瀬戸内地方特有の土器です。主に食糧など貯蔵用の容器ですが、大きなものは棺として使用することもあります。

 甕形土器・・・主に煮炊き用として使われる土器で、口が広くて胴部は大きく、底部にかけてすぼまっていきます。展示品の胴部には煤が多量に付着していることから、煮炊きに使われたことがよく分かります。