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にたき・しょくじようのどき
煮炊き・食事用の土器

松山市考古館蔵
出土地      まつやまし えだまつ
左・右:松山市枝松
遺跡名      えだまつ いせき
左・右:枝松遺跡
解説文

【弥生時代】 

左:甕形土器・支脚形土器
右:高坏形土器 (木炭・赤米は現代の品)

 「生食」や「焼く」に加え、「煮炊き」のできる土器を発明したことで、食事事情は大きく変わりました。「煮炊き」により、ドングリ・栗など堅果類のアク抜きをはじめ、野菜などの食物繊維を柔らかくしたり、穀類が食べられるようになり、それにともない生活の中で調理は重要な役割をもつようになりました。