『朝美辻遺跡3次調査』 朝美一丁目で発掘調査を行っています。終了しました。
個人住宅の新築に伴う発掘調査です。調査地は、大峰ヶ台丘陵(独立丘陵)の南東部の標高約14.3mに立地しています。周辺の調査では、北側に朝美澤遺跡1次調査、2次調査、朝美辻遺跡があり、朝美辻遺跡からは弥生時代から古代にかけての土器や木製品などが出土しています。特に古墳時代後期の自然流路からは「蹴放し(けはなし)」と呼ばれる建築部材が出土しています。大峰ヶ台丘陵には、大峰ヶ台遺跡があり1次~13次の調査が行われ、山頂部の4次調査からは、弥生時代中期の高地性集落が検出されています。 事前に実施した試掘調査の結果、溝、柱穴を検出し、土師器や須恵器などの遺物が出土しました。これらのことから、古墳時代以降の遺構が広がる事が想定されます。