『東垣生八反地遺跡6次調査』 (松山市東垣生町)で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
学校給食共同調理場整備に伴う発掘調査です。 調査地は松山平野西部の沖積低地上の標高3.8~3.9mに立地します。周辺の遺跡には余戸中ノ孝遺跡があり、これまでに6次の調査が行われています。調査地の南東方向約500m地点の1次調査では、掘立柱建物址、溝、土坑、土坑墓、柱穴等が検出され、遺物は中世の土師器や須恵器、瓦質土器、国産陶器(備前焼)、輸入陶磁器(青磁・白磁)のほかに石製品や鉄製品、木製品、骨、種子などが出土しています。 事前に実施された試掘調査の結果、溝、土坑、柱穴、足跡群を検出し、土師器、須恵器、瓦器、磁器などが出土しました。これらのことから、古代末から中世にかけての集落跡や生産跡の広がりが想定されます。