個人住宅の新築に伴う発掘調査です。調査地は、松山平野の西部、衣山の低位丘陵の標高約19.2mに立地しています。周辺の調査では、北側に前方後円墳である永塚古墳、衣山大塚北遺跡、衣山北組遺跡があり、西側には衣山西ノ岡遺跡のほか古代の窯跡の存在が確認されています。このうち調査地に近接する衣山大塚北遺跡では、弥生時代後期の竪穴建物や古墳時代の溝や土坑などが見つかり、付近一帯には弥生時代~古墳時代にかけての集落が広がっている事が確認されています。
事前に実施した試掘調査の結果、柱穴を検出し、弥生土器が出土しました。 これらのことから、弥生時代以降の遺跡が広がる事が想定されます。 |