共同住宅の建築に伴う事前の発掘調査です。調査地は、小野川左岸の標高約19.8mに位置し、松山市埋蔵文化財包蔵地「No.1l9石井遺跡内」に所在します。同包蔵地内では東石井遺跡、西石井遺跡、西石井荒神堂遺跡、石井幼稚園遺跡など数多くの調査が行われ、これらの遺跡からは弥生時代から中世の集落に関連する建物壮、土坑、溝、柱穴、弥生土器、須恵器、土師器、石器など多数の遺構や遺物が見つかっています。
　事前に実施した試掘調査の結果、竪穴建物、溝、柱穴などを検出し、弥生土器が出土しました。これらのことから、弥生時代後期後半以降の遺跡が広がることが想定されます。