『衣山西ノ岡遺跡2次調査』 松山市衣山二丁目で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
宅地造成に伴う事前の発掘調査です。調査地は、周知の包蔵地「No,20 永塚古墳」内の低位丘陵に立地します。周辺の遺跡は、尾根上に全長約40m前後の前方後円墳である永塚古墳をはじめ、多くの古墳が存在していたことが知られていますが、現在は開発などによって消滅しています。また、踏査によって古代の瓦陶兼用窯の存在が確認されています。西隣の衣山西ノ岡古墳から古墳の周溝と土坑が検出されています。 事前に実施された試掘調査の結果、竪穴住居、溝、土坑、柱穴を検出し、遺構内からは土師器、須恵器が出土しました。これらのことから、古墳時代の遺跡の広がりが想定されます。