『下難波腰折遺跡2次調査』 (松山市下難波)で遺跡の発掘調査を行いました。 ( 終了しました。)
ほ場整備工事に伴う発掘調査です。 調査地は、腰折山南麓の標高27~30mに立地します。調査地周辺には、南側に下難波古墳群、西側の鎌大師境内に十八人塚古墳があります。東約1.3kmの丘陵部には中尾山遺跡1次、2次調査地があり、弥生時代中期から後期の土坑、竪穴住居や木棺直葬と推定される古墳が見つかっています。また北東約150mの下難波腰折遺跡1次調査では、6~7世紀に造られた後期古墳が4基発見され、その中の1基の奥壁沿いには、木炭床と呼ばれる全国的に珍しい施設が見つかりました。
これらのことから、弥生時代から古墳時代にかけての遺跡の広がりが想定されます。