『筋違S遺跡』 (松山市福音寺町)で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
すじかいえすいせき 筋違S遺跡
本調査は、住宅の建築工事に伴う発掘調査です。調査地は、福音寺地区を東西に流れる川附川南側の微高地上の標高29mに立地します。 周辺の遺跡には「筋違A~O遺跡」や西側に古墳時代の5世紀後半から6世紀初頭にかけての「竹ノ下遺跡」、南東側には弥生時代から古墳時代の大集落である「福音小学校構内遺跡」などの遺跡があり、弥生時代から中世にかけての集落関連の遺構が数多く見つかっている地域であります。これらのことから、本調査地においても弥生時代から古墳時代の集落関連遺構が確認されることが予想されました。 事前に実施された試掘調査の結果、柱穴や溝状遺構を検出し、土師器や須恵器などが出土しています。これらのことから、古墳時代以降の遺跡の広がりが想定されます。