『樽味高木遺跡18次調査』 松山市樽味四丁目で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
造成工事に伴う事前の発掘調査です。調査地は、松山平野を西流する石手川中流域の左岸標高約40mに位置し、松山市埋蔵文化財包蔵地『No,81 樽味遺跡』内に所在します。周辺の遺跡には弥生時代中期~ 後期の樽味高木遺跡、弥生時代後期~古代の樽味立添遺跡、弥生時代中期~中世の樽味四反地遺跡などがあり、弥生時代以降の集落関連遺構が多数検出されています。 事前に実施された試掘調査の結果、竪穴建物 、土坑 、柱穴 、溝などを検出し、遺物は弥生土器、土師器、須恵器、鉄滓(てっさい)などが出土しました。これらのことから、弥生時代から古代にかけての遺跡が広がることが想定されます。