『樽味高木遺跡19次調査』 (松山市樽味二丁目)で遺跡の発掘調査いました。( 終了しました。)
造成工事に伴う事前の発掘調査です。調査地は、松山平野を西流する石手川中流域の左岸、標高約43mに位置します。周辺の遺跡には、南西側に弥生時代中期から後期の樽味高木遺跡、弥生時代中期から中世の樽味四反地遺跡・枝松遺跡・東本遺跡、南東側に弥生時代前期から古墳時代後期の樽味遺跡など数多くの遺跡が発見されています。また、石手川右岸周辺の遺跡として中世河野氏の居城である湯築城址や弥生時代前期から中世の岩崎遺跡などがあります。これらの発掘調査により調査地周辺が長期に渡って継続的に利用されてきたことが明らかとなっています。 事前に実施された試掘調査の結果、竪穴建物、土坑、柱穴を検出し、弥生土器が出土しました。これらのことから、弥生時代以降の遺跡が広がることが想定されます。