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文化財情報館 > 現地説明会 >祝谷大地ケ田遺跡4次調査

・祝谷大地ケ田遺跡4次調査(いわいだにおおちがたいせき4)

    開催日
    遺跡名
    サイズ
    DL
  • 平成25年7月7日(日)10:30
  • 祝谷大地ケ田遺跡4次調査 2.03MB
    PDF
    1.検出遺構
     

    溝 (SD)、 土坑(SK)、柱穴(SP)、古墳2基などが見つかりました。

    祝谷7号墳 祝谷8号墳
    ・時期:6世紀後半 ・時期:6世紀後半~7世紀前半
    ・石室形態:横穴式石室 ・墳形:円墳
    全長   不明 ・規模:約30 m
    玄室長 3.00 m + α ・周溝出土遺物:須恵器片・円筒埴輪片
    玄室幅 1.80 m + α ・石室形態:横穴式石室
    残存高 0.10 m 全長   不明
      玄室長 4.86 m
      玄室幅 (奥壁)2.32 m (入口)1.82 m
      残存高 0.60 m

    2.わかったこと
     
     調査では、主に調査地の西側部分において、弥生時代中期の貯蔵穴が重なり合い、密集した状態でみつかりました。西側に隣接する祝谷大地ヶ田遺跡3次調査1区でも多くの貯蔵穴が確認されており、浅い谷状の地形をはさんでいますが、貯蔵穴の範囲が東側に広がっていることを確認することができました。また、2基の横穴式石室がみつかっており、後世の開墾や開発行為によって古墳の大部分は失われておりましたが、それぞれ祝谷7号墳、祝谷8号墳と名づけました。7号墳に関しましては古墳の形は分かっておらず、横穴式石室の床面に敷かれていた玉砂利が残っているだけの状態でしたが、8号墳に関しては横穴式石室の遺体を埋葬する玄室部分が良好な状態でみつかっており、古墳の周りを円形に取り囲んでいたと考えられる溝(周溝)もみつかっています。
    写真1
    調査地遠景(南東より)
    写真2 
    東半部遺構検出状況(南より)
    写真3
    副葬遺物(須恵器小像)
    写真4 
    祝谷8 号墳検出状況(南より)

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