文化財情報館 〒791-8032 愛媛県松山市南斎院町乙67番地6
電話(089)923-6363 FAX(089)925-0260

現地説明会&現地見学会の紹介

文化財情報館 > 現地説明会 >枝松遺跡12次調査

枝松遺跡12次調査(えだまついせき)

    所在地  : 松山市枝松三丁目
    調査期間: 2015(平成27)年10月23日~2015(平成27)年11月11日
    調査主体: 公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 埋蔵文化財センター


    1.周辺の遺跡

     調査地は石手川中流域南岸の微高地上、標高40.0~40.3mに位置します。調査地周辺では枝松遺跡として11回の調査が行われており、弥生時代では、枝松遺跡6次・8次調査から土坑、枝松遺跡3次・5次・8次・11次調査からは竪穴建物、枝松遺跡5次・8次調査からは円形周溝状遺構、枝松遺跡8次・10次調査からは溝を検出しています。古墳時代では、枝松遺跡7次調査において溝と土坑2基を検出しています。中世では、枝松遺跡4次調査から土坑1基を検出し、土坑内からは松山平野では検出例の少ないほぼ完形品の茶釜が出土し、枝松遺跡7次・9次・11次調査からも土坑や柱穴を検出しています。

     

    2.調査の概要

     本調査では、弥生時代と近世の遺構と、弥生時代から近世までの遺物を確認しました。検出した遺構は溝2条、土坑2基、柱穴6基です。

     弥生時代の遺構は土坑(SK)2基を検出しました。SK1・2の平面形態は楕円形で、時期は弥生時代後期後半から末に時期比定されます。SK1の規模は長径0.60m、短径0.55m、深さ19㎝、SK2は長径1.25m、短径0.54m以上、深さ16㎝を測ります。また、近世の遺構は溝2条を検出しました。SD1は東西方向の溝で、規模は幅30㎝、深さ7㎝を測ります。溝からは近世、江戸時代に時期比定される土師器片や瓦が出土しました。

    〔まとめ〕 今回の調査では、弥生時代と近世の遺構と弥生時代から近世までの遺物を確認しました。本調査における土坑の検出は、調査地周辺に展開する弥生後期集落の広がりを知るうえで、貴重な資料といえます。近世の遺構は溝2条を検出した。本調査検出の2本の溝は、農耕に伴なう鋤跡あるいは畝溝の可能性があり、調査地周辺には江戸時代において広範囲に水田や畑が営まれていたものと推測されます。

     

    写真
    調査地の位置
  • このホームページに掲載されていますすべてのPDFファイルは、 公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団 埋蔵文化財センターに著作権があります。著作者に無断で当該著作物(PDFファイル)を無断で使用( 転用・複製・改変・修正・追加・再配布・販売・翻訳など、またはそれに類似する行為)する行為は禁止されています。

おススメコンテンツ!

  • 発掘こぼれ話
  • 発掘調査について知ろう

関連施設

  • 松山市考古館
  • 埋蔵文化財センター
  • 公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団
    埋蔵文化財センター
  • 〒791-8032
  • 松山市南斎院町乙67番地6
  • 電話(089)923-6363
  • FAX(089)925-0260
   Copyright © 公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団 埋蔵文化財センター All Right Reserved.