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鶴塚古墳(つるつかこふん)

    所在地  : 松山市平井町
    調査期間: 2018(平成30)年2月26日~2018(平成30)年3月23日
    調査主体: 公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 埋蔵文化財センター


    1.周辺の遺跡

     調査地は、松山平野東部の標高50~52mに位置します。周辺の遺跡には平井遺跡、水泥遺跡、下苅屋遺跡など数多くの遺跡が調査され、旧石器~中世にかけての遺構・遺物が見つかっています。周辺の前方後円墳は、調査地の南西1.5kmに波賀部神社古墳、北西0.78kmにすでに消失しているタンチ 山古墳、北東2.5km に播磨塚天神山古墳が所在しています。調査地内には、「鶴塚」と呼ばれる高まりのある塚の存在が古くから知られていました。この「鶴塚」はかつて「畑中の塚」として紹介され、その後「鶴塚古墳」として現況に至るまでの経緯や出土遺物などが報告され、鶴塚が古墳であり前方後円墳の可能性があることも指摘されていました。

     

    2.調査の概要

     調査の結果、埋葬施設は痕跡さえも見つからず、完全に失われていることを確認しました。「塚」として残る後円部に残された高まりは、現代に盛られた土砂の可能性が高く、古墳築造時の盛土はほとんど消失しています。周溝は全周するようであるが、後円部南側の一部で幅が狭くなっています。検出規模は全長42.5m、墳長35.0m、後円部直径22.0m、周溝の幅1.80~5.30m、深さ0.02~0.35mを測る。西側の前方部では現代の削平のため周溝は非常に浅くなっています。遺物は周溝検出時や掘削部分から土師器、須恵器、埴輪が出土しています。北側のくびれ部では装飾付須恵器や盾形埴輪のほか、県内では出土例の少ない「石見型埴輪」が出土している。このほか、後円部で見つかった弥生時代の包含層中からは弥生時代中期末葉頃の土器が出土し、この中には安芸や備後地方で見られる脚付注口土器などが出土していました。また、後円部のトレンチ掘削中に地山直上で後期旧石器時代のナイフ形石器1点が出土しています。

     

    写真

    03後円部土層状況

    04前方部埴輪出土状況
    調査地の位置
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