「筋肉痛」

by okada
8月 09 2020 年

(松山市総合コミュニティセンタートレーニングルーム)

 

筋肉痛が運動の翌日ではなく2~3日後に出ると「自分も年をとった証拠だ…」と思ったことはないですか?年をとると筋肉痛が遅く起こるというのは本当なのでしょうか。

結論から言うと筋肉痛が遅く出る原因に年齢はあまり関係ありません。筋肉痛が出るタイミングは運動強度に関係しており、強度が高いハードなトレーニングを行うと比較的早く筋肉痛は出てくるのです。

私自身も上半身のトレーニングを午前中に行ったところ、高強度で行った部位(大胸筋)はその日の夜には筋肉痛が出始め、比較的負荷が低かった部位(上腕三頭筋)に関しては遅れて筋肉痛が出たという経験があります。

そもそも筋肉痛とは筋肉を激しく動かした際に筋繊維が損傷し、炎症が起こることで痛みを引き起こす現象だと言われています。つまり強度の高いトレーニングを行うと、筋繊維の炎症箇所が増え筋肉痛の程度が大きくなります。すると筋肉痛を感じ始めるのも早くなるのです。

ご年配の方でも筋トレを日常的に行い、筋肉をしっかり追い込むようなトレーニングを行う方は比較的早く筋肉痛は出てきます。筋肉痛が遅れてくるようになったと感じる人は、年齢によるものではなく、運動の機会が減ってきている可能性があります。「もう若くないから」「年をとったから」などと思わずに、こまめに筋肉を使う運動を行ってくださいね。

 

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