「体内時計」

by okada
10月 03 2020 年

(松山中央公園坊っちゃんスタジアム)

 

皆さんも1度は聞いた事があると思う「体内時計」という言葉。簡単に説明すると、時計のように時を刻みながら私達の体のさまざまな生活リズムを調整してくれている仕組みの事です。この仕組みは私達の体の中にある細胞の時計遺伝子の働きによるもので、時計遺伝子はこれまでに10数種類見つかっており、生活リズムを整えるだけでなく色々な働きがある事がわかっています。

例えば、時計遺伝子の1つ「BMAL1(ビーマルワン)」は脂肪の蓄積に関係する事が最近の研究でわかっています。「BMAL1(ビーマルワン)」は午後10時頃から深夜2時頃まで活発に働き、この時間帯に脂肪が蓄積されやすくなります。つまり残業続きなどで遅い時間に食事をとるほど太りやすくなるのです。

また遅い時間の食事は、その頻度が多くなるほど病気のリスクも増加します。実際に40歳前後で糖尿病が発症する方には、20歳前後の頃に夜食を食べる頻度が多いというデータも出ているのです。24時間営業のレストランやコンビニが増え、いつでも食事ができる便利な時代となりましたが、できるだけ規則正しい生活リズムを保ち、健康維持に努めましょう。

 

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