筋違Q遺跡の地鎮遺構について

投稿者: kidai in 発掘調査・試掘調査, 遺跡紹介 | コメントを残す

昨年度、刊行した報告書「筋違M遺跡・筋違Q遺跡」の中から地鎮遺構じちんいこうを紹介します。地鎮遺構は地中に穴を掘り、土器をおさめ「マツリ」をした跡です。

この写真は、筋違Q遺跡の地鎮遺構の出土状況です。土師器の皿や坏が重なり合って20個体以上出土しました。
この写真は、筋違Q遺跡の地鎮遺構から出土した鎌倉時代の土師器の皿です。

 

現在の地鎮は、地中にものを埋めるのではなく、地上にて建物を新築する際に地神に、工事の安全を祈願する「地鎮祭」が広く行われています。

出土した遺物は、現在行っている「掘ったぞな 松山2018」で展示しておりますので、ぜひご覧ください。

「掘ったぞな 松山2018」

会 期

平成30年7月14日(土)→9月2日(日)

会 場 松山市考古館 特別展示室
開館 時間  9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日 月曜日 〔7月16日(月・祝)を除く〕 ・ 7月17日㈫
観覧料 無料
概 要

 平成29年度に松山市内で発掘調査した遺跡やその出土品、平成29年度に刊行した調査報告書に掲載した考古資料などを展示します。
<主な展示品>
 ・松山城三之丸跡20次調査出土の陶磁器
 ・船ヶ谷遺跡5次調査出土の耳飾り


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