11月7日(木)「立冬」
野外活動センターの林は、落ち葉のじゅうたんになりました。
この秋、全国的にドングリの不作が続いているようです。
野外活動センターでもドングリが落ちている量は少なく、
かなり探してやっと見つかる状態で、
来場される方からも、「ドングリが見つからないので
どこにありますか—」と聞かれますが、
野活スタッフでもこの秋はなかなか見つけられません。
人間にとっては困ることはないですが、
森の生き物にとっては大切な食べ物ですので
ちょっと心配です。
さて野外活動センターの紅葉の状況ですが、
場内でみられる代表的な樹木、
「モミジバフウ」の紅葉が見ごろを迎えています。
「モミジバフウ」にはこの時期
イガイガの実がぶら下がっています。
実の中にある種が落ちた後、殻が地面に落ちてきます。
これから冬にかけて地面に転がっているこの殻は
クリスマスのオーナメントやリースの材料になります。
さて落葉が進んですっかり枝だけになっている
野外活動センターの林で
「ぴょこん」とおじぎして尾っぽを「ぴくん」とふるわせて
枝から枝へ飛びわたる小鳥の姿を見つけました。
冬の渡り鳥(冬鳥)のジョウビタキ(メス)です。
ジョウビタキは北方で繁殖し10月頃日本にわたってきて
積雪の少ない場所で冬を越す体長15cm位の冬の使者です。
(オスも近くにはいたのですが残念ながら撮影できませんでした。)
様々な生き物の登場で少しずつ冬の足音が聞こえてくる
レインボーハイランド。自然を感じにきませんか?