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野外活動センターの四季だより -34-

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12月18日(水)早朝 

野外活動センターは、今シーズンの最低気温2℃でした。

放射冷却で冷やされた大気中の水蒸気が

地面に触れて生じる「霜(しも)」に覆われました。

芝生広場の日当たりのいい部分は、

比較的早く霜が解けてしまいましたが

日陰部分では綺麗な霜の姿が見られました。

最低気温は2℃でしたが、気温は地表面から1.5mの高さで

観測されるので、地表面の温度は氷点下になっている場合が多く

概ね気温が3℃以下で「霜は降りる」のだそうです。

葉や土が、氷の結晶をまとい、朝日を浴びてキラキラ輝く姿は

非常に美しいですが、

植物にとって霜が付くことは、細胞内の水分が凍結することになり、

この凍結によって細胞が壊れて壊死(えし)を起こしてしまう

非常に過酷なことです。

秋から冬にかけて植物は激寒の時期を乗り切る準備として、

凍結の影響を受けやすい葉や茎に糖類やアミノ酸をため込みます。

その濃度を高めることによって、水が凍りつく凝固点を下げ、

自分が凍らないように身を守っています。

 

寒さに耐える為に、葉に糖類やアミノ酸などを蓄える性質は、

これから旬を迎える「白菜」「ほうれん草」「大根」といった

”冬野菜”が寒さが厳しくなるこの時期に細胞に糖を蓄積し、

甘くて美味しくなるのと同じです。

 

野外活動センターの樹々はすっかり葉を落として

冬の趣きとなりました。

焚火を囲みながら美味しい冬野菜を持ち寄って

シチューやお鍋を味わう”冬キャンプ”もいいですよ!

冬を感じに、野外活動センターに遊びに来ませんか?

 

 

 

 

 

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