『姫原遺跡3次調査』 (松山市姫原一丁目)で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
住宅の新築に伴う発掘調査です。周辺では、西方約120mに弥生時代~中世 にかけての遺跡である姫原遺跡1次、西北西約75mに古墳時代の遺跡である姫原遺跡2次調査地が所在する。また南南西約100mには姫山小学校建設に伴い調査された古墳時 後期の影浦谷古墳、そのほか弥生時代~古墳時代にかけての遺跡である山越遺跡 1~3 次調査地等が確認されている。特に西北西に所在する姫原遺跡2 次調査地では、 弥生時代中期後葉~後期後葉にかけての磨製石庖丁・磨製石斧などの石器や土器、弥 生時代終末~古墳時代初頭にかけての竪穴住居址、古墳時代後期末~古代にかけての 掘立柱建物跡、中世以降の水田耕作跡・土師器・備前焼など多数の遺構・遺物が検出 されていることから、本申請地において同様の遺跡が確認されることが予想された。 事前に実施された試掘調査の結果、土坑や柱穴などが見つかり、遺物包含層の中から弥生土器が出土しました。これらのことから、弥生時代以降の遺跡の広がりが想定されます。