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第1回目『どのようにして昔の人たちが掘った穴をみつけるの?』

松山市の遺跡は、そのほとんどが地下に埋まった状態にあります。遺跡の存在は、土の表面に遺物(土器、石器など)が散らばることから大体の予想がつきますが、実際に掘り下げてみなければ何にも分かりません。

遺跡の有無を調べる時に、土器などの遺物は土を掘り下げていくうちに出土します。したがって大量の遺物を見れば、そこに遺跡があることがはっきり分かると思います。

では、なぜ『昔の人が住んでいた建物』や『地面に掘り込んだ溝』などがその場所にあったことまで分かるのでしょうか?それでは、古代人によって掘り込まれた“穴の一生”をみてみましょう。

古代人によって地面に深い穴が掘り込まれます。

(1) 古代人によって地面に深い穴が掘り込まれます。(地面には、いろんな土が規則的に堆積しています。)

古代人によって地面に深い穴が掘り込まれます。

(2)-2 掘ったままにされると、まわりから様々なものが流れ込んできます。

古代人によって地面に深い穴が掘り込まれます。

(2)-2 運良く、埋め戻してもらいました。しかしながら、以前と全く同じ状態にはしてもらえません。(どんなに努力しても、色や硬さが微妙に異なります。)

古代人によって地面に深い穴が掘り込まれます。

(3) 今日に至って、発掘調査が行われます。遺構の状況を上から眺めると、掘り込まれた穴の内部だけが周りの土と違っていることが分かります。

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