『乃万の裏遺跡3次調査』 松山市北久米町で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
調査地は、国道11号線星岡交差点から南東方向へ370m程の標高30.4mに立地し、松山市埋蔵文化財包蔵地iNo.116川附遺物包含地J内に所在します。周辺の遺跡には福音小学校構内遺跡、乃万の裏遺跡、北久米常堰、北久米浄蓮寺遺跡、など弥生時代から中世にかけての集落遺跡が数多く分布します。このうち、調査地の西側に接する乃万の裏遺跡2次調査では、弥生時代から中世にかけての土坑や溝などの遺構が見つかったほか、弥生時代から古墳時代の土器が多量に出土しています。 事前に実施した試掘調査の結果、竪穴建物、溝、土坑、柱穴などを検出し、弥生土器、土師器、須恵器、瓦器が出土しました。これらのことから、弥生時代以降の遺跡が広がることが想定されます。