公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団

松山中央公園アラカルト 第19回 ~ウォーキング・ジョギングコース~(松山中央公園)

2023年9月10日 更新

 

運動と疾病との関連について報告されたのは、今から約70年前の1953年のモリス博士(イギリス)の研究が最初と言われています。この研究は2階建てのロンドンバスの運転手と車掌の心臓の病気による死亡の頻度を比べたもので、この両者を比較すると、車掌より運転手の方が心臓の病気が原因で亡くなる率が2倍近く高く、特に55歳以降にその差が顕著になっていることがわかったのです。

 

この原因として考えられたのが運転手の運動不足です。運転手が仕事中に座りっぱなしなのに対して、車掌は切符確認のためバスの1階と2階を頻繁に行き来しており、活動量はかなり多くなっています。この研究から「運動不足になると心臓の病気になりやすい」と考えられるようになったのです。

 

インターネットショッピングや宅配サービスなど、便利な世の中になり過ぎたせいか、私たち現代人も日常生活で体を動かす機会が少なくなりました。1日の中で今よりプラス10分多く身体を動かすだけでも、癌発生率を3.2%、生活習慣病を3.6%、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)や認知症発症のリスクを8.8%も減らす事ができると厚生労働省研究班の研究データが示しています。

 

松山中央公園ではAコース(1周2,400m)・Bコース(1周1,250m)・Cコース(1周1,500m)の「ウォーキング・ジョギングコース」が整備されています。日々の健康づくりの場としてぜひ活用ください。

 

 

※その他のアラカルトはこちら⇒ 「松山中央公園アラカルト」

 

 

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