2023年3月15日 更新
松山市民会館アラカルトをご覧いただき、ありがとうございます。
今回も小ホールのひみつをお伝えしていきたいと思います。
下の2枚の写真は、能舞台を客席から撮った写真です。
見比べてみると違うところがあるのですが、気がつきましたか?
・・・そうです、右側の写真は柱が2本ないですね。
これが市民会館にある能舞台の一番の特徴!
なんと、手前の2本の柱を取り外すことができるのです。
もともと能舞台の四隅にある4本の柱は、屋根を支えるために必要なものです。
また、能を演じる演者は、能面をつけていると視野が狭くなってしまうので、
柱を目印に舞台上で自分の位置を確かめているそうです。
しかし、客席から見ると、柱があるために舞台が見えにくいことがあります。
そのため市民会館では、催し物のジャンルに応じて、
長さ約3mもある2本の柱を設置したり、取り外したりしてご利用いただいています。
それでは、今回はこのあたりで。
次回もお楽しみに。