「厄介者」

by okada
2月 11 2014 年

風邪の原因となるウイルスは200種類以上あると言われています。喉が痛くなったり、鼻をぐずつかせるもの、とりわけ大変なのが40度近い高熱を引き起こし、症状が重い頭痛や関節痛を伴うインフルエンザウイルス。私も昨年末にインフルエンザワクチンの予防接種を受けてきました。

インフルエンザワクチンの予防接種を簡単に説明すると、体に病原体や他人の細胞などを認識させ、自分の体を守る仕組みでもある〝免疫〟を利用した予防法の事。

人は自分の体にとってこれは「厄介者」であるという事を認識させると、その後は「厄介者」を素早く排除しようとする作用が働きます。ですからインフルエンザワクチンという「厄介者もどき(インフルエンザウイルスもどき)」を何度か接種する事により免疫を記憶させ、本物の「厄介者(インフルエンザウイルス)」から体を守る免疫力をつけるよう工夫された予防法なのです。

また、インフルエンザにかかりやすい人と、かかりにくい人とを分けるポイントも免疫力。「忙しい」という理由で予防接種をあまり受けない方もいらっしゃると思いますが、ハードな仕事で体が弱っていると免疫力が弱まり、感染しやすく、感染した時に症状が重くなってしまう恐れがあります。

免疫力を高める為には適度な運動やバランスの良い食事が大事なのですが、十分な睡眠も重要なポイント。目にははっきりとは見えませんが、皆さんの睡眠中は身体の中で免疫を高めるリンパ球が増えています。忙しい方こそ十分睡眠をとり、インフルエンザ感染を予防して下さいね。

 

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