「キング・オブ・アスリート」

by okada
9月 11 2015 年

 

夏の終わりと共に幕を閉じた第15回世界陸上競技選手権大会。短距離3冠のウサイン・ボルト選手 (ジャマイカ)、長距離2冠のモハメド・ファラー選手 (イギリス)など陸上界の超人達に目が釘付けでしたが、私の中で今大会No.1だったのは男子十種競技で自身の世界新記録を更新して優勝したアシュトン・イートン選手(アメリカ)。

十種競技とは1日目に100m走・走幅跳・砲丸投・走高跳・400m走を、2日目に110mハードル・円盤投・棒高跳・やり投・1500m走を行い、それぞれの記録を得点に換算して総合得点で競い合う、陸上競技の中では最も過酷な種目だと言われています。パワーやスピード、瞬発力や持久力など〝運動能力〟と呼ばれる全てを兼ね備えた選手達が競い合う事から、勝者は「キング・オブ・アスリート」と称えられています。

スプリント系種目が得意なイートン選手が今大会で出した世界記録(9045点)の内容をみると、100mの10秒23、400mの45秒00、110mハードルの13秒69、この3種目は今年度の日本選手権単独種目での優勝記録を上回っており、走り幅跳びは日本選手権優勝者と同記録、棒高跳びでも4位選手と同記録なのです。

1つに長けている事も素晴らしい個性ですが、全てに万遍なく長けている事も素晴らしい個性。当財団ではテニスやサッカー、野球やバドミントンなど様々なキッズスポーツ教室を開催しています。たくさんのスポーツの楽しさや素晴らしさを体感し、オールマイティーな能力を身につけて下さいね。目指せ「松山市のキング・オブ・アスリート!」。

 

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