「準優勝おめでとう」

by okada
6月 25 2015 年

 

コーディネーションとは「体を巧みに動かす能力」のことで、1970年代に旧東ドイツのスポーツ運動学者が考え出した理論。日本では「調整力」とも呼ばれ、体の動きをコントロールする情報系・神経系のトレーニングとして位置付けられています。

松山中央公園で開催しているキッズコーディネーション教室に、小学校入学時からずっと参加してくれている彩乃ちゃん(宮前小)。昨年、見事優勝の栄冠を勝ち取った松山市小学校総合体育大会相撲の部に今年も出場。今大会は残念ながら決勝で敗れはしたものの、ディフェンディングチャンピオンというプレッシャーの中、2年連続決勝戦進出という素晴らしい成績を納めました。

準優勝の報告をして下さったお母さんは「娘より体の大きい選手ばかりとの対戦にハラハラドキドキでしたが、土俵際での粘りや、投げ技が決まり決勝戦まで勝ち上がれたのもコーディネーショントレーニングのおかげ。この教室に参加して本当によかった。」と嬉しいお言葉を頂きました。

あらゆる年代の中で、運動の習得速度が最も早い時期だといわれている10歳前後は、体はまだまだ未熟ですが神経系はほぼ成人並みに発達します。脳の神経系ネットワークが盛んに作られるこの時期に、多様な刺激を与えることで能力はぐんぐん伸びるのです。

悔しさのあまり表彰式で笑顔がなかった彩乃ちゃんですが、この気持ちをバネにコーディネーショントレーニングでどんな状況にも適切に対応できる能力に磨きをかけ、来年の大会でのリベンジに向け頑張っていきましょうね!

 

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