「YELL~エール~」

by okada
6月 29 2012 年

 

4月に当財団の事業振興部市民文化振興課にも若くてエネルギッシュな新採職員が配属になり、日々奮闘しています。

後輩に伝えたい事はたくさんあります。 「何事も前向きに考える事。たくさんの事を学ぶ事。体を大事にする事。」 そして今でも自分自身が持ち続けている気持ち・・・「苦しみから逃げない事。」

何事も目標を達成する為には苦しい事が必ずあるのです。苦しい事、辛い事があって初めて結果は出る。苦しい時にこそ何かとちゃんと向き合っている気持ちになれるのです。

自分自身、新人の頃は失敗ばかりでかなりの落ちこぼれ(今も!?)、この仕事に向いているのか悩んだ時もありました。

入社後には右も左もわからないという新人のプレッシャー。上司から期待の新人と言われるプレッシャー。スポーツ事業の担当になり資格取得の為に数ヶ月間の勉強や、何週間も続く講習会、いくつもの資格筆記試験でのプレッシャー。そして市民の方々に満足していただける運動指導を続けていくプレッシャー。今でも新規事業やイベントの成功というプレッシャーと戦い続け今の自分があります。

このプレッシャーや苦しみから逃げても逃げ切れるわけでもないし、その苦しみはどうせ追いかけてくる。だから乗り越えるしかないのです。カヌー競技を15年間続け、勝つ為に必死で練習をしてきたあなたには「苦しみ」の後には何が待っているかは理解できるはず。

スペイン語で「sol y sombra」という言葉があります。光と影、喜びと悲しみ、というように人生において常に対になるものの例えとして用いられてきたフレーズです。

時には困ったり、悔しかったり、頭にきたり・・・そんな影の部分も全部含めてのこの社会人としての長い人生。きっとこれからの人生、努力を続ければ「美しい光」がたくさん待っているはず。

努力に努力を重ね、苦しんで苦しみ抜いた果てにしか何かは掴めない。その苦しさを体験するからこそ、素晴らしく美しい光を感じれるのでないでしょうか。

 

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