公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団

コスモシアター

上のメニューの天体案内に、肉眼で自宅から見える現象を紹介しておりますので、ぜひ夜空を眺めて見てください。


コスモシアターは、四国最大級のプラネタリウムです。
ドームスクリーンは、直径23メートル、座席数は280席、一方向傾斜型(約30度傾いた構造)です。現行機種のQシステム(Q1221-HD)は、高品質のビデオプロジェクターとコンピューターを組み合わせたプラネタリウム用デジタル投映システムです。魚眼レンズにより175度の画角を持ち、一般用、学習用、幼児用番組など、多数の番組を取り揃えています。(旧型のプラネタリウム投影機(光学式)は、五藤光学製のGSS1型機。投影できる星は、明るさで約7.5等級、約25,000個。美しい天の川や変光星、明るいものなら星雲星団もほぼ肉眼で見たイメージで表現。現在は、学習番組等の補助として活用。)

 

上映番組

上映開始時間

(休館日を除く)

※貸館利用のため、6月11日(日)のプラネタリウム番組はお休みします。

ご了承ください。

 

※貸館利用のため、6月18日(日)の11時「クレヨンしんちゃん」はお休みします。

(午後の番組は上映します)

ご了承ください。

状況によっては変更となる場合があります。

 

平日
土・日・祝
(午前中は団体予約制) 11時 クレヨンしんちゃん
13時 クレヨンしんちゃん 13時 妖怪ウォッチ♪
14時 妖怪ウォッチ♪ 14時 クレヨンしんちゃん
15時 水の惑星 15時 水の惑星
16時 季節の星空 16時 季節の星空
  • 都合により変更する場合もございますので、ご了承ください。
  • 番組の途中でご入場はできません。開始5分前までには、入場券をお買い求めて入場をお願いいたします。
  • 入場券は各15分前から発売予定です。なお毎回入れ替えとなり、各回それぞれに入場券が必要となります。

★「クレヨンしんちゃん 宇宙からの来訪者」
 番組オリジナルPU(ポリウレタン)ボール
 チケットご購入の方に1枚に1個プレゼント

 ※なくなり次第、終了します。

 まもなく終了します

 
 直径約4㎝のやわらかいボール
 
 ※「クレヨンしんちゃん 宇宙からの来訪者」の番組に限ります。
 ※大人券、小人券、いずれも 
 ※なくなり次第、終了します。

 

各回入場料金
大人 400円
小人(4歳から中学生まで) 200円
  • 入場券の発売は、開始時間の15分前からとなります。また、開場は開始5分前の予定です。ただし、多客時はこれより前になる場合がございます。
  • 団体でのご利用の場合は、金額が異なります。詳しくは団体利用案内をご覧ください。
番組紹介
クレヨンしんちゃん 宇宙からの来訪者
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中 令和5年(2023年)2月18日から令和6年(2024年)2月16日まで
  • <企画・配給>株式会社デジタル・アンド・デザイン・ピクチャーズ

 

ある日、河川敷でミステリーサークルを発見したしんのすけとかすかべ防衛隊の仲間たち。

そこで探しものをしている綺麗なおねえさんと出会う。

一緒に探すことにしたしんのすけたちだが、お姉さんには大きな秘密があった!!
ひょんなことからUFOに乗り込み、ついに宇宙へ進出!?
かすかべ防衛隊と一緒に、太陽系やハビタブルゾーン、系外惑星などについて学ぼう!
そして、彼らは無事に地球へ帰ることができるのか!?
宇宙をおマタにかけた大冒険が今、始まる!
上映時間:約25分

 

Ⓒ臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

「無断転載を禁止します」

妖怪ウォッチ♪ コマさんからのSOS!
ブラックホールへレッツゴーだニャン♪
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中 令和4年(2022年)12月1日から令和5年(2023年)11月30日まで
  • <企画・配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

 

学校の課題で近くの山に星を見に行くケータとジバニャンとウィスパー。
美しく広がる星空を楽しく見ていると突然 、「コマさんからのSOS」が空から降ってきた!
なんとコマさんは、宇宙の彼方にあるブラックホールになぜか吸い込まれてしまったというのだ!
ケータたちは、コマさんの弟のコマじろうと共に、ブラックホールへとコマさんを助けに向かうことに 。
ブラックホールとはいったいなんなのか?
そしてケータたちはコマさんを助け出せるのか!?
上映時間:約27分

予告編はこちら

 

「無断転載を禁止します」

水の惑星 -星の旅シリーズ-
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中 令和4年(2022年)12月1日から令和5年(2023年)11月30日まで
  • <配給>株式会社五藤光学研究所

タヒチ、モルディブ、ニューカレドニア…いのちあふれる海。楽園地球から星空を望み、星の世界に水を探す旅。

 

撮影・CG・脚本 KAGAYA
ナレーション 安元洋貴
音楽 manamik/清田愛未

 

世界各地で撮影した星空タイムラプス映像と、心地よい水中映像が広がります。 地球は生命あふれる海をもった特別な惑星。太陽系に存在する氷の天体(土星のリングや衛星エンセラダス、彗星)を、迫力ある CGで体験しながら、水の惑星地球を見つめ直す旅がはじまります。
撮影地:ニューカレドニア、タヒチ、御蔵島、パラオ、スラウェシ島、ジープ島、オーストラル諸島他
上映時間:約35分

予告編はこちら

©KAGAYA studio

「無断転載を禁止します」

 

■アーティスト情報

 

【撮影・CG・脚本】KAGAYA(カガヤ)
宇宙と神話の世界を描くアーティスト。プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」が全国で上映され観覧者数100万人を超える大ヒット。一方で写真家としても人気を博し、ベスト版写真集『Starry Nights—The Best of the Best』等を刊行。星空写真は小学校理科の教科書にも採用される。写真を投稿発表するTwitterのフォロワーは約85万人を超える。
天文普及とアーティストとしての功績をたたえられ、小惑星11949番はkagayayutaka(カガヤユタカ)と命名されている。
公式サイト:http://www.kagayastudio.com

 

【ナレーション】安元洋貴(ヤスモト ヒロキ)
山口県出身。厚みのある声で、ナレーション、アニメ、吹き替え、ラジオパーソナリティ等、幅広く活躍。主な出演作は、アニメ『BLEACH』(茶渡泰虎)、『弱虫ペダル』(金城真護)、『鬼灯の冷徹』(鬼灯)、『アクアマン』(アクアマン)役、ナレーションでは『クローズアップ現代』など。

 

【音楽】manamik/清田愛未(マナミク/キヨタ マナミ)
作編曲家・ヴォーカル。2003年、シンガーソングライターとしてデビュー。『Final Fantasy song book まほろば(UNIVERSAL)』、NHKみんなのうた『千の花千の空(avex)』などに起用される。作編曲家としてアニメ、舞台、プラネタリウム、ゲームでは「Xenoblade」などの制作に携わる。
公式サイト:https://www.manamikiyota.com/

花鳥風月 星ごよみ
  • 全天周デジタル番組
  • 団体予約番組
  • <配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

ナレーション:水樹奈々
音楽:姫神/星 吉紀

日本の四季の風情や星座を、「春分」「夏至」「立秋」「大寒」などの二十四節気(にじゅうしせっき)とともに紹介する作品です。
季節の星空だけでなく、桜の花びら舞う春、蛍の飛びかう夏、中秋の名月、深々と降り積もる雪など、その季節ならではの日本の美しい風景を臨場感たっぷりに投映します。
日本人の繊細な感性を育んできた四季の移ろいを感じ、純粋な気持ちで花鳥風月をめでる。そんな豊かな心を取り戻してくれるひとときです。
上映時間:約26分

「無断転載を禁止します」
季節の星空
  • デジタルプラネタリウム
  • 好評上映中(通年)

四季それぞれの見られる星や星座をデジタル映像で紹介していきます。

番組は、春、夏、秋、冬の4種類あり、季節ごとに変わっていきます。

上映時間:約35分

観望会のお知らせ

令和5年6月25日(日) 20:00~

「月と金星を見よう」です。

【料金】200円(4歳以上)【定員】先着50人(事前申込)

宵の明星・金星や月(上弦の月)などを天体望遠鏡で観察します。月はほぼ半分に欠けた状態でクレーターがたくさん見えます。季節の星は、春の星の北斗七星やしし座、おとめ座などを見つけていきます。また、夏の七夕のおりひめ星なども見えるようになってきました。

なお、天気が悪く星が見えない場合は、コスモシアターで春の星の見つけ方や、天体望遠鏡で撮影した銀河や春の星雲星団、夏の天体などを解説していきます。

次回は、7月22日(土) 20:00~ 「月と夏の星を見よう」の予定です。

(状況によっては変更となる場合があります)

 

 

定員50人程度で、電話での先着順で受け付けております。
料金は1人200円(4歳以上)※月が見えないと予想される天気の場合、中止となりますので、当日ご確認ください。

ただし、コロナウイルス感染症拡大などの今後の状況により、中止となる場合もございますので、事前にご確認ください。

 

団体利用案内

コスモシアターでは、団体でのご利用を承っております。学校行事などに是非ご活用ください!

ご利用料金について
団体利用の扱い 原則として、4才以上の方が10名以上にさせていただきます。
※学校団体などが学校の行事でご利用される場合は、10名以下でもご利用できますので、お問合せください。
ご利用可能時間帯 平日の9:00から17:00(学校の長期休暇を除く)
ご利用料金
団体専用利用の「幼児用番組」「学習用番組」につきましては、お問合せください。
一般番組は下記の割引料金でご利用になれます.

人数 大人 小人 割引率
30~49人まで 360円 180円 1割
50~99人まで 320円 160円 2割
100人以上 280円 140円 3割
ご利用にあたっての注意事項
  • 団体でご利用の場合は、1週間前までに、事前にお電話でご予約をお願いいたします。
  • 団体予約受付は先着順に行っております。番組内容や開始時間は、先着順に決定いたします。
  • 人数が多い場合、入退場に時間がかかる場合がございます。ご利用の15分前までには、到着するようにご計画ください。
  • 都合により、他の団体のお客様と、同時にご利用いただくことがありますのでご了承ください。
  • 貸し切りバスで、ご利用する場合は、駐車場に限りがございますので、事前にご予約ください。
  • 電子メールでの団体予約はうけつけておりませんので、あらかじめご了承下さい。
投影番組
幼児用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

これからご紹介するプラネタリウム番組は、幼稚園児、保育園児、小学校低学年児童を対象にした作品です。
これらの作品は、 楽しいキャラクターが登場し、星の世界などをわかりやすく案内する、こどもたちの情操教育が高められる内容になっています。

学習用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

コスモシアターではこどもたちの理科教育のお役に立てるよう、学習用番組の投影も行っております。
学校の授業中では扱いづらい天体も、プラネタリウムを使えば、視覚、感覚の両面から天体、星というものをとらえることができ、学習効率の向上が望めます。これからご紹介する学習用番組は、難しいことにかたよることなく、こどもたちが興味をもって見れるような内容になっています。

貸館案内

コスモシアターは広く皆様にご利用いただけるよう、貸館も行っております。

※なお、プラネタリウム番組の投影などで使用できない場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

活用例
  • アマチュア音楽愛好家による演奏会
  • 音楽教室の発表会
  • 小規模なコンサート
  • ビデオ映像を活用した各種講演会、セミナー、研修会
  • 総会などの各種会合
料金表

天体案内

 今月の星空

 

 

 夕方、西の空に宵の明星・金星が輝いています。星の中でいちばん明るく、大変目につきます。そして、金星の東側に火星が輝いていますが、それほど目立たないでしょう。南から南西の空を見上げると、春の大三角が輝いています。三角の星は、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラと、うしかい座のアルクトゥルスとなります。

北の空を眺めると、おおぐま座に輝く、北斗七星が見つかります。この北斗七星の柄の部分を伸ばすカーブを、春の大曲線と呼びます。このカ-ブの途中には、スピカ、アルクトゥルスが輝いています。そしてさらに先に、四角形の形が目印になる、からす座が見えています。

東の空に目を向けると、夏の大三角が、昇りはじめています。三角の星は、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。この中では、こと座のベガが一番明るく、目立つ星です。また、南東の空のさそり座のアンタレスも、明るく見えるでしょう。

 

6月の星空ガイド

6月の月の満ち欠け
4日(日) 11日(日) 18日(日) 26日(月)
満月 下弦 新月 上弦
月明かりで夜空が明るく
星が見つけにくい
明け方南の空に
月が見える
星を見るのに
絶好のチャンス
夕方南の空に
月が見える

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向 見かけ上

太陽に近く

見つけるのは

難しい

夕方の

西の空

宵の

西の空

明け方の東の空 明け方前

南東の空

見える星座 —– ふたご座~

しし座

かに座

~しし座

おひつじ座 みずがめ座
明るさ —– -4.5等星 1.5等星 -2等星 1等星

 

 6月の天文現象
  4日(日)、ストロベリームーン
 6月の満月を、ストロベリームーンと呼びます。このころに、イチゴの収穫時期を迎えるから、高さが低く、大気の影響で、いつもより赤く見えることが多いなどの、理由があるそうです。6月の空は梅雨の時期で、水蒸気が多く、空がぼんやりと白くなることが多くなります。このため、月もぼんやりと見えることが多くなります。さて、今年のストロベリームーンはどんな色に見えるでしょうか? 月の色が変わって見えるのは、昇り始めの20時から20時30分ころです。月が空高く昇ると、白色になるので、21時ころまでがチャンスです。月の見える方向は、東南東の空です。高さが低いので、見晴らしがいい所でご覧ください。
  10日(土)、未明の東の空で、月と土星が並んで輝く
10日(土)の午前0時すぎ、ほぼ半分に欠けた月が東の空に昇ってきます。その後、午前1時ころには高さが高くなり、見やすくなります。そんな午前1時ころ、月のすぐ左側に、明るめの星が見えています。これが土星です。普通の1等星ですので、月が明るくあまり目立たないかもしれません。土曜日の未明の現象ですが、9日(金)の夜になりますので、間違えないようにご覧ください。
  14日(水)、明け方の東の空で、月と木星が並んで輝く
14日(水)の午前4時ころ、東の空に細い月が輝きます。そして、この月の少し下を見ると、明るい星が輝いているのが分かるでしょう。この星が木星です。木星は-2等星で、普通の1等星の10倍以上明るいので、大変目につくでしょう。なお、15日(木)は、月が木星の左下に移動しますが、比較的接近した状態が続きます。
  22日(木)、夕方の西の空で、月と金星、火星が並んで輝く
 22日(木)の20時30分ころ、西の空に、細い月が輝きます。そして、この月の少し下を見ると、金星が輝いているのがたいへん目に付くでしょう。金星が大変明るいので、20時ころに見ると、美しい夕焼けが加わり、より美しく見えます。
さて、22日は、月のすぐ左側に火星が見えています。ただし、金星よりかなり暗いので、注意深く探してください。
ところで、月は、20日(火)から、夕方の西の空に見えます。20日は、ふたご座のカストルとポルックスのすぐ左側、21日(水)は、金星の右下へと、位置を変えながら、少しずつ太くなります。
20日から22日は、天気がよければ、月が場所を変えながら、太く明るくなっていく姿が観察できます。ただし、名前が付いている星は、1等星から2等星です。肉眼で見えますが、普通の明るめの星で、金星ほど明るくはありません。
  春の星を見つけよう
6月になっても、まだ、夏より春の星が南の空高く輝きます。右の図は21時ころ、南の空を見た時の様子です。左が東、右が西になります。春の星座の中で最も明るい星が、うしかい座のアルクトゥルスです。この星は、21時ころ南の空高く見えています。
このアルクトゥルスを目印に、南の空を眺めると、右下におとめ座のスピカ、右側にしし座のデネボラが見つかります。そして、これらの星を図のように結ぶと、春の大三角が完成します。なお、三角の星の中で、デネボラは少し暗めの星なので、分かりにくいこともあります。いっぽう、北の空には、北斗七星が輝いています。この先の星の並びを結んで南側に延びていくカーブを、春の大曲線と呼びます。春の大曲線の途中のアルクトゥルスとスピカは、明るく目につく星で、春の夫婦星と呼ばれています。
最後に、春の大曲線をさらに右に伸ばすと、からす座の星の並びにぶつかります。4つの星はあまり明るくはありませんが、比較的見つけやすい星の並びになっています。

 

   夕方、西の空に大変明るい金星が目立ちます。火星も西の空に見えますが、金星ほど明るくないので、あまり目立ちません。

南の空を見上げると、空高くしし座があります。しし座には、1等星レグルスが輝いています。また、しし座のデネボラと、おとめ座のスピカ、うしかい座のアルクトゥルスを結ぶと春の大三角が完成します。

北の空を眺めると、おおぐま座に輝く、北斗七星が見つかります。この北斗七星の柄の部分を伸ばすカーブを、春の大曲線と呼びます。このカ-ブの途中には、スピカ、アルクトゥルスが輝いています。そしてさらに先に、四角形の形が目印になる、からす座が見えています。
いっぽう頭の上やや西よりに、かに座が輝き、その西側にふたご座があります。しかし、冬の星座・ふたご座はすぐに沈んでしまい、見えなくなっていくでしょう。
そして、、夜遅くなると、北東の空に、夏の星座・こと座のベガが昇ってきます。もう少しで、夏の星が見えてくる季節になりました。

 

 

5月の星空ガイド

5月の月の満ち欠け
6日(土) 12日(金) 20日(土) 28日(日)
満月 下弦 新月 上弦
月明かりで夜空が明るく星が見つけにくい 明け方南の空に月が見える 星を見るのに絶好のチャンス 夕方南の空に月が見える

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向 太陽に見かけ上近く

見つけるのは難しい

夕方

西の空

夕方

西の空

太陽に見かけ上近く

見つけるのは難しい

明け方前の南東の空
見える星座 —– おうし座~ふたご座 おうし座~ふたご座 —– みずがめ座
明るさ —– -4等星 1.5

等星

—– 1等星

 

   5月の天文現象
 6日(土)、半影月食が見られる
 6日(土)の明け方前、午前2時すぎに、半影月食(はんえいげっしょく)が見られました。ただし、普通の月食と違って、月がわずかに薄暗くなる程度です。月が欠けて見えるわけではありません。
下の画像は、午前2時10分ころの半影月食です。月の左上が暗くなっているのが分かります。肉眼でも暗い部分が少しあるのが分かりました。ただ、画像のようにはっきりしたものではありません。
 上の画像は月食前の満月です。5月の満月をフラワームーンと呼びます。半影月食の画像と比べると、月食がよく分かるでしょう。
 7日(日)、明け方、みずがめ座流星群が極大日
 7日(日)明け方に、みずがめ座流星群が、極大(一番多くなる)となります。 みずがめ座流星群は、特に東の空に多く現れます。放射点は、真夜中すぎに昇り、明け方にかけだんだん高くなります。よって、放射点の高くなる明け方前の午前2時ころから午前4時ころに、流星を見ることができます。なお、今年はほぼ満月の月が明るく輝き、条件はよくありません。このため、実際見られる流星は、極大のころ、松山市内で1時間あたり1~2個程度でしょう。また、街明かりのない条件が良い所では、1時間に5個くらいの流星が見えるかもしれません。なお、この前の、5日(金)と6日(土)の明け方も、同じくらいの流星が見られますので、5日から7日の明け方の晴れた時に、見るといいでしょう。
 16日(火)、ふたご座のカストル、ポルックスと火星が並んで輝く
 16日(火)の20時すぎ、西の空に輝く金星の上に、ふたご座のポルックスとカストルが、ほぼ水平に並んで輝きます。このうち、左側の少し明るい方がポルックス、右側がカストルになります。このふたつの星は、ほぼ同じ明るさのため、ふたご星とも呼ばれます。そして、16日には、このふたご星左側に、ほぼ同じ明るさ火星も並び、三つ子星のように見えます。この並びは、前後1週間程度続きますので、金星を目印にしてさがして見てください。見やすいのは、21時ころまでになります。
上の画像は、15日のものです。この日も、ほぼ水平に火星、ポルックス、カストルがきれいに並んで見えていました。
 23日(火)、夕方の西の空で、月と金星が並んで輝く
 23日(火)の20時30分ころ、西の空に、細い月が輝きます。そして、この月の少し左を見ると、金星が輝いているのがたいへん目に付くでしょう。金星が大変明るいので、20時ころに見ると、美しい夕焼けが加わり、より美しく見えます。
さて、月と金星の接近は23日ですが、前日の22日(月)は、金星の右下に月が輝きます。また、翌日の24日(水)は、金星の左上に月が輝きます。天気が良ければ、3日間連続で見ると、月の場所が変化していくがよく分かるでしょう。
なお、金星の周辺に、冬の星座の1等星が見えています。特にプロキオンとカペラは明るく目につきます。また、金星の左上に、火星も見えています。ただし、火星は金星よりかなり暗いので、あまり目立たないでしょう。
上の画像は、5/21のものです。月の高さが低いので、海岸まで出かけて撮影しました。わずかに薄雲がありましたが、月、金星、火星がよく見えました。
上の画像は、5/23の月と金星が並んだ日に撮影したものです。左の明るい星が金星、右側に月があります。この日の月は三日月のように細い月でした。その明るい部分が、白く明るく見えています。いっぽう、月の残りの部分も見えていますが、この部分は、地球照(ちきゅうしょう)と呼ばれる部分です。太陽の光が地球にあたり、反射した光が月を照らしているので、ほんのりと明るく見えるのです。
 春の星を見つけよう
 春の夜空には、「春の大三角」と呼ばれる大きな三角の形に並ぶ星があります。その中で最も明るい星が、「うしかい座」の「アルクトゥルス」です。
「アルクトゥルス」は、21時ころですと、東の空高く見えるいちばん明るい星です。この星を目印に、南の空を眺めると、右下に「おとめ座」の「スピカ」、右側に「しし座」の「デネボラ」が見つかります。そして、これらの星を図のように結ぶと、「春の大三角」が完成します。
下の図は、21時ころ南の空を見た時の様子です。左が東、右が西になります。またちょうど頭の上に見える、「コルカロリ」と「春の大三角」を結ぶと、「春のダイヤモンド」が完成します。この他、北の空には、「北斗七星」が輝いています。この先の星の並びを結んで南側に延びていくカーブを、「春の大曲線」と呼びます。この途中には、「アルクトゥルス」、「スピカ」が輝いていることになります。なお、この二つの星は、春の夜空で明るく目につく星で、春の夫婦星と呼ばれています。いっぽう、「デネボラ」や「コルカロリ」は、少し暗めの星なので、分かりにくいこともあります。

 

コスモシアターニュース

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