公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団

コスモシアター

上のメニューの天体案内に、肉眼で自宅から見える現象を紹介しておりますので、ぜひ夜空を眺めて見てください。


コスモシアターは、四国最大級のプラネタリウムです。
ドームスクリーンは、直径23メートル、座席数は280席、一方向傾斜型(約30度傾いた構造)です。現行機種のQシステム(Q1221-HD)は、高品質のビデオプロジェクターとコンピューターを組み合わせたプラネタリウム用デジタル投映システムです。魚眼レンズにより175度の画角を持ち、一般用、学習用、幼児用番組など、多数の番組を取り揃えています。(旧型のプラネタリウム投影機(光学式)は、五藤光学製のGSS1型機。投影できる星は、明るさで約7.5等級、約25,000個。美しい天の川や変光星、明るいものなら星雲星団もほぼ肉眼で見たイメージで表現。現在は、学習番組等の補助として活用。)

 

上映番組

上映開始時間 (休館日を除く)

※貸館利用のため、プラネタリウム番組は、

 3月31日(日)、終日、

 4月06日(土)、終日、お休みします。ご了承ください。

状況によっては変更となる場合があります。

 

2/17~ (休館日を除く)
 平日 土・日・祝日

春休み期間(3/26~4/7)

11時 (団体利用) 忍たま乱太郎の宇宙大冒険
13時 プラネタリウム ちびまる子ちゃん (約26分)
14時 忍たま乱太郎の宇宙大冒険  (約25分)
15時  COSMIC HARMONY (約30分)
16時 季節の星空               (約35分)
  • 都合により変更する場合もございますので、ご了承ください。
  • 番組の途中でご入場はできません。開始5分前までには、入場券をお買い求めて入場をお願いいたします。
  • 入場券は各15分前から発売予定です。なお毎回入れ替えとなり、各回それぞれに入場券が必要となります。

 

各回入場料金
大人 400円
小人(4歳から中学生まで) 200円
  • 入場券の発売は、開始時間の15分前からとなります。また、開場は開始5分前の予定です。ただし、多客時はこれより前になる場合がございます。
  • 団体でのご利用の場合は、金額が異なります。詳しくは団体利用案内をご覧ください。
番組紹介
プラネタリウム ちびまる子ちゃん 南十字星に魅せられて
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <企画・配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

オーストラリアから来た少年ジムと出会うまる子。星好きのジムから南十字星について教えてもら
う。『銀河鉄道の夜』に登場する南十字星、地図のない時代、海の冒険者が道しるべにした南十字星。
知れば知るほどあこがれは強くなるが、日本からは見えないことを知り落ち込む。
そして別れの日。
「南と北半球で見える星は違うけど天の川はつながっている。だから夜空の星を見て」「うん、絶対
に見る!」二人は約束を交わすのであった。

上映時間:約26分

予告編はこちら

©さくらプロダクション/日本アニメーション

「無断転載を禁止します」

COSMIC HARMONY 138億年の響き
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

シンセサイザー音楽の先駆者として世界的に知られる音楽家・冨田勲(1932-2016)。
この番組では「TOMITA information Hub」の全面協力のもと、彼が遺したサラウンド音源を使い、彼が生涯をかけて追及した『音に囲まれた宇宙』を表現。
360度の映像と音に囲まれた宇宙を体験してください。
ナレーションは俳優の松重豊さんです。
※当施設は、一方向傾斜型、175度の画角です

 

番組で登場する冨田勲の作品
組曲「惑星」より(ホルスト)/月の光(ドビュッシー)/答えのない質問(アイヴズ)/亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)/青い地球は誰のもの2020(冨田勲)ほか

 

上映時間:約30分

予告編はこちら

 

音楽 冨田勲
慶應義塾大学在学中から作曲家として活動を始め、NHK「きょうの料理」など番組テーマ曲、NHK大河ドラマ、手塚治虫作品、山田洋次監督作品など多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。
1974年に米国RCAレーベルから発表したシンセサイザーによる作品「Snow Flakes are Dancing」は、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネート、その後の一連のアルバムも世界中で大ヒットした。音響効果をも含めた音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれクラシック・ファンのみならず、世界中の幅広い層から支持されている。

 

ナレーション 松重豊
1963年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。
近年の主な出演作に映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」、「老後の資金がありません!」、「余命10年」、「ツユクサ」など。
ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」、「いりびと‐異邦人」、「カムカムエヴリバディ」、23年NHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。
また、雑誌「クロワッサン」で『たべるノヲト。』のエッセイを連載中。

 

監督 新井達之
1964年、東京都出身。千葉大学理学部地学科卒業。国際プラネタリウム協会会員。
1990年から葛飾区郷土と天文の博物館の天文担当学芸員として、100本以上のプラネタリウム番組制作を担当。
デジタルプラネタリウムによる宇宙の映像と音楽を融合させた『シンフォニー・オブ・ユニバース』シリーズ、観客参加型の『クイズ!スター&プラネット』シリーズなど、宇宙を知る感動を新しいスタイルで伝えるプラネタリウム番組を追求している。

 

天文監修 杉山直
ドイツ生まれ。理学博士。1984年早稲田大学理工学部卒業後、広島大学大学院理学研究科博士課程を修了し、1991年東京大学理学部助手に着任。
1996年から京都大学理学研究科助教授、2000年から国立天文台教授。
2006年名古屋大学理学研究科教授、理学研究科長、理事・副総長(統括・総合調整担当)を経て、2022年4月より名古屋大学総長。
専門は、宇宙物理学・宇宙論、特に宇宙マイクロ波背景放射や宇宙の構造形成の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎賞を受賞。

 

「無断転載を禁止します」

忍たま乱太郎の宇宙大冒険 with コズミックフロント☆NEXT 土星めぐりでシャッターチャンスの段
  • 全天周デジタル番組
  • スタートしました令和6年(2024年)2月17日から令和7年(2025年)2月14日まで
  • <企画・配給>株式会社デジタル・アンド・デザイン・ピクチャーズ

 

ある晩、忍術学園に土星観光大使を名乗るオカッシーニがやってきた。土星のPRをするため、ティッシュ配りをしているというオカッシーニはしんベヱとすっかり意気投合!
早速、土星ツアーに出発する乱太郎・きり丸・しんべヱ。美しい土星の輪っか、衛星エンケラドス、タイタンを大冒険!最後にしんべヱが、土星本体へ連れて行ってくれるようにお願いするが…。果たして、土星にはどんな秘密が隠されているのか!?

上映時間:約25分

 

©尼子騒兵衛/NHK・NEP ©NASA

「無断転載を禁止します」

花鳥風月 星ごよみ
  • 全天周デジタル番組
  • 団体予約番組
  • <配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

ナレーション:水樹奈々
音楽:姫神/星 吉紀

日本の四季の風情や星座を、「春分」「夏至」「立秋」「大寒」などの二十四節気(にじゅうしせっき)とともに紹介する作品です。
季節の星空だけでなく、桜の花びら舞う春、蛍の飛びかう夏、中秋の名月、深々と降り積もる雪など、その季節ならではの日本の美しい風景を臨場感たっぷりに投映します。
日本人の繊細な感性を育んできた四季の移ろいを感じ、純粋な気持ちで花鳥風月をめでる。そんな豊かな心を取り戻してくれるひとときです。
上映時間:約26分

「無断転載を禁止します」
季節の星空
  • デジタルプラネタリウム
  • 好評上映中(通年)

四季それぞれの見られる星や星座をデジタル映像で紹介していきます。

番組は、春、夏、秋、冬の4種類あり、季節ごとに変わっていきます。

上映時間:約35分

観望会のお知らせ

令和6年4月27日(土) 19:30~ 

「春の星を見よう」です。

【料金】200円(4歳以上)【定員】先着50人(事前申込)

春の明るい星など天体望遠鏡で観察します。また、北斗七星などの春の星を実際の空で見つけます。

なお、天気が悪く星が見えない場合は、コスモシアターで春の星の見つけ方、天体望遠鏡で撮影した春の星雲星団、春の星座などを解説していきます。

次回は、令和6年5月18日(土) 19:30~ 「月と春の星を見よう」の予定です。

(状況によっては変更となる場合があります)

 

定員50人程度で、電話での先着順で受け付けております。
料金は1人200円(4歳以上)※月が見えないと予想される天気の場合、中止となりますので、当日ご確認ください。

ただし、コロナウイルス感染症拡大などの今後の状況により、中止となる場合もございますので、事前にご確認ください。

 

コスモシアター 概要

開館時間 上映時間に準ずる
休館日 毎週月曜日(祝日と7/21~8/31は開館します。)、年末年始
その他、機器保守点検期間などは臨時休館となります。

アクセスマップ

座席表1

座席表2

団体利用案内

コスモシアターでは、団体でのご利用を承っております。学校行事などに是非ご活用ください!

ご利用料金について
団体利用の扱い 原則として、4才以上の方が10名以上にさせていただきます。
※学校団体などが学校の行事でご利用される場合は、10名以下でもご利用できますので、お問合せください。
ご利用可能時間帯 平日の9:00から17:00(学校の長期休暇を除く)
ご利用料金
団体専用利用の「幼児用番組」「学習用番組」につきましては、お問合せください。
一般番組は下記の割引料金でご利用になれます.

人数 大人 小人 割引率
30~49人まで 360円 180円 1割
50~99人まで 320円 160円 2割
100人以上 280円 140円 3割
ご利用にあたっての注意事項
  • 団体でご利用の場合は、1週間前までに、事前にお電話でご予約をお願いいたします。
  • 団体予約受付は先着順に行っております。番組内容や開始時間は、先着順に決定いたします。
  • 人数が多い場合、入退場に時間がかかる場合がございます。ご利用の15分前までには、到着するようにご計画ください。
  • 都合により、他の団体のお客様と、同時にご利用いただくことがありますのでご了承ください。
  • 貸し切りバスで、ご利用する場合は、駐車場に限りがございますので、事前にご予約ください。
  • 電子メールでの団体予約はうけつけておりませんので、あらかじめご了承下さい。
投影番組
幼児用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

これからご紹介するプラネタリウム番組は、幼稚園児、保育園児、小学校低学年児童を対象にした作品です。
これらの作品は、 楽しいキャラクターが登場し、星の世界などをわかりやすく案内する、こどもたちの情操教育が高められる内容になっています。

学習用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

コスモシアターではこどもたちの理科教育のお役に立てるよう、学習用番組の投影も行っております。
学校の授業中では扱いづらい天体も、プラネタリウムを使えば、視覚、感覚の両面から天体、星というものをとらえることができ、学習効率の向上が望めます。これからご紹介する学習用番組は、難しいことにかたよることなく、こどもたちが興味をもって見れるような内容になっています。

貸館案内

コスモシアターは広く皆様にご利用いただけるよう、貸館も行っております。

※なお、プラネタリウム番組の投影などで使用できない場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

活用例
  • アマチュア音楽愛好家による演奏会
  • 音楽教室の発表会
  • 小規模なコンサート
  • ビデオ映像を活用した各種講演会、セミナー、研修会
  • 総会などの各種会合
料金表

天体案内

 今月の星空

 

 

夕方、西の空に大変明るい木星が目立ちます。ただし、時間がたつと沈んでいきます。20時ころまでが見ごろです。

西から南の空に目を向けると、冬の星座が輝いています。そして、南から東に目を向けると、春の星座が輝きます。今月は、冬から春へと季節が移り変わる途中の星空となります。

まず、南西の空には、四角の形と三ツ星で有名なオリオン座が見つかります。オリオン座には、ベテルギウスとリゲルの2つの1等星があります。

このうちベテルギウスと左下に輝くおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと、冬の大三角完成します。

頭の真上を眺めると、ふたご座のポルックスとカストルが仲良く並んでいるのが見つかります。そして、オリオン座の西側には、おうし座のアルデバラン、さらに北側には、ぎょしゃ座のカペラが見えています。

東の空には、春の星座しし座が昇ってきています。しし座には、1等星レグルスが見えています。また、地平線付近に目を向けると、北東の空にうしかい座のアルクトゥルスが見つかります。

さらに、北東の空を眺めると、おおぐま座に輝く、北斗七星が見つかります。この北斗七星が空高くなると、季節は春本番となります。

 

 

3月の星空ガイド

3月の月の満ち欠け
4日(月) 10日(日) 17日(日) 25日(月)
下弦 新月 上弦 満月
明け方南の空に月が見える 星を見るのに絶好のチャンス 夕方南の空に月が見える 月明かりで夜空が明るく星が見つけにくい

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向

下旬の夕方

西のたいへん低い空

見かけ上太陽に近く見つけるのは難しい

見かけ上太陽に近く見つけるのは難しい

夜の初めころ

南から南西の空

見かけ上太陽に近く見つけるのは難しい
見える星座 うお座 —– —- おひつじ座 —–
明るさ -1~0等星 —– —- -2等星 —–

 

   3月の天文現象
 14日(木)、西の空で、月と木星が並んで輝く
 14日(木)の20時ころ、西の空に、細い月が輝いています。そして、この月の左下を見ると、明るい星が輝いているのが分かるでしょう。この星が木星です。木星は-2等星で、普通の1等星の20倍くらい明るいので、大変目につくでしょう。
ところで、木星の位置は、前後数日変化がありません。しかし、月の位置は、図のように変化します。月が木星に最も接近するのが、14日ですが、13日(水)も比較的近い位置で見えています。ただし、月は、木星より少し下の位置に見えるでしょう。
なお、月と木星は、時間がたつと高さが低くなっていきます。21時ころまでに見るといいでしょう。また、前の時間の19時ころは、もっと空高く、夕焼けの中に見えます。
 25日(月)、水星が東方最大離角
 25日(月)の夕方、太陽から最も水星が離れて見える、東方最大離角(とうほうさいだいりかく)となります。水星は、このころ、夕方の西の低い空に見え、1年でいちばん見やすい日となります。ただこの日だけでなく、前後5日ほど見やすい日が続きます。天気が良ければ、ぜひ探してください。
見やすい時間は、19時10分から20分ころの、短時間に限られます。このころに、西の空を見ると、木星が明るく輝いています。これを目印にして、地平線に目をおろすと、水星が見えます。水星の明るさは、木星より暗めです。このあたりは、水星より明るい星がないので、星が見つかれば、水星になります。視力に自信がない方は、小さな双眼鏡があれば簡単に見つかるでしょう。
 ★北極星を見つけよう
 北極星は、ほぼ真北に見え、ほとんど動くことがなく、北の方位を教えてくれる星です。しかし、明るさは2等星で、特別明るい星ではなく、時々わからなくなることがあります。こんな時は、北斗七星の星の並びから、見つけることができるのです。北極星の場所は、図のように、北斗七星の端の二つの星を結んで、その間隔を5倍延ばした所となります。
北の空の星は、北極星をほぼ中心に、時計の針と反対方向に動いています。このように北極星は、北の方位を教えてくれるだけでなく、星の動きもお教えてくれますので、もし北斗七星が見つかったら、北極星を捜してみて下さい。なお、図の方法で、カシオペヤ座からも北極星を見つけることができます。ただ春の時期は、カシオペヤ座の高度が低く、見つけるのは難しいでしょう。
 ★北斗七星
 北斗七星は、見つけやすい星の並びです。このため、多くの方がご存知かと思いますが、それぞれの星の名前は、あまり知られていません。実は、1等星のようにすべての星に名前がついています。ぜひ、実際の星空で、どの星がどんな名前か、画像を参考に探してみてください。
なお、北斗七星の柄の先から、2個目の星は、ミザールという名前がついていますが、そのそばに、アルコルという名前がついた、暗い星が並んで見えます。注意深く探すか、小さな双眼鏡を使うと見えてきます。このミザールと、アルコルの二つの星は、昔、視力検査に使われていたそうです。いい天気の日に、二つの星が分かれて見えなければ、視力が悪くなっている印ですので、こちらにも注目してください。
  

 

西の空を見上げると、大変明るい木星が輝きます。
南の空を見上げると、四角の形と三ツ星で有名なオリオン座が見つかります。 オリオン座には、ベテルギウスとリゲルの2つの1等星があります。このうちベテルギウスと、左下に輝くおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと、冬の大三角完成します。
頭の上を眺めると、おうし座が見えています。おうし座には、1等星 アルデバランがあります。さらに北側には、ぎょしゃ座のカペラが明るく見えています。 この他、冬の大三角の上には、ふたご座のポルックスとカストルが仲良く並んでいるのが見つかります。
地平線付近までよく晴れた夜には、南のたいへん低いところにカノ-プスも見えることがあります。
このように、今月は、冬の星座の明るい星がたくさん見えています。
さて、このように冬の星座がほとんの2月の夜ですが、東の空には、 春の星座のかに座やしし座、おおぐま座も顔を出し始めています。

 

2月の星空ガイド

2月の月の満ち欠け
3日(土) 10日(土) 17日(土) 24日(土)
下弦 新月 上弦 満月
明け方南の空に
月が見える
星を見るのに
絶好のチャンス
夕方南の空に
月が見える
月明かりで夜空が明るく
星が見つけにくい

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向 初旬の明け方南東のたいへん低い空 中旬までの明け方

南東の低い空

見かけ上太陽に近く肉眼で見つけるのは難しい 夜の初め

の西の空

中旬までの夕方南西の低いの空
見える星座 いて座 いて座~やぎ座 —– おひつじ座 みずがめ座
明るさ 0等星 -4等星 —– -2.5等星 1等星

 

 2月の天文現象
  7日(水)~8日(木)、明け方南東の空で、月と金星が並んで輝く
明け方午前6時から南東の低い空を見ると、明るい星が見えます。この星が金星です。この金星に、7日(水)~8日(木)の明け方、細い月が並んで、大変美しい眺めとなります。
まず7日は、金星から少し離れて、右側に月が輝きます。間隔は少し広いのですが、月の高さがあるので、見やすいでしょう。そして8日は、月と金星が最も近くなります。ただし、月の高さが低いので、7日より見つけにくくなります。2日間とも高さが低いので、見晴らしがいいところでご覧ください。時間は、午前6時~午前6時30分ころがいいでしょう。
なお、下の図に火星を入れています。ただし、火星は暗く肉眼で見つけるのは難しいでしょう。興味のある方は、双眼鏡などを使って探してください、快晴に恵まれれば、見つけることができるかもしれません。
  11日(日)、南西のたいへん低い空で、月と土星が並んで輝く
  11日(日)の18時30分ころ、たいへん細い月が、南西のたいへん低い空に輝いています。そして、月のすぐ右下に注目すると、明るめの星が並んで輝きます。この星が土星です。土星は、普通の1等星ですので、肉眼でもすぐに見つかります。ただし、夕焼けが明るいので、小さな双眼鏡を使うと見やすくなります。
  15日(木)、西の空で、月と木星が並んで輝く
  15日(木)の19時ころ、西の空に、明るい月が輝いています。そして、この月の左側を見ると、明るい星が輝いているのが分かるでしょう。この星が木星です。木星は-2.5等星で、普通の1等星の20倍以上明るいので、大変目につくでしょう。
なお、月と木星は、時間がたつと高さが低くなっていきます。21時ころまでに見るといいでしょう。
  ★冬の明るい星を見よう
  冬の夜空は、右のように冬の大三角や冬のダイヤモンド といった分かりやすい星の並びがあります。これらの中で、最も明るいのはシリウスです。プロキオンも明るく、冬の大三角は大変目立つ存在となるはずです。ただ、夕方はまだ高さが低く、南の空高く見えるのは、20時から21時ころになります。
冬のダイヤモンドは冬の大六角とも呼ばれ、大変大きく広がっています。また、カペラは頭の真上を越してやや北の空よりに、ポルックスはほぼ頭の真上になります。右の図は、南の空を眺めたときの星空で、上が北、右が西、左が東となっています。
ところで、天気がたいへんいい時に限って、カノープスが見えることがあります。ただし、見える時間が短いのと、高さが低いので、なかなか見ることができません。このため、見えるといいことが起こる、長生きができる星ともいわれています。地平線付近まで晴れたときに、南側の山が見るような見晴らしがいいところで探してみてください。
冬の明るい星は、古くから注目され、日本でも特別な名前をつけて読んでいました。ぜひ明るさ比べとともに、色の違いなども観察してください。
上の画像は、松山市内から撮影したものです。天気がよくカノープスを見ることができました。

 

 

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