公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団

コスモシアター

上のメニューの天体案内に、肉眼で自宅から見える現象を紹介しておりますので、ぜひ夜空を眺めて見てください。


コスモシアターは、四国最大級のプラネタリウムです。
ドームスクリーンは、直径23メートル、座席数は280席、一方向傾斜型(約30度傾いた構造)です。現行機種のQシステム(Q1221-HD)は、高品質のビデオプロジェクターとコンピューターを組み合わせたプラネタリウム用デジタル投映システムです。魚眼レンズにより175度の画角を持ち、一般用、学習用、幼児用番組など、多数の番組を取り揃えています。(旧型のプラネタリウム投影機(光学式)は、五藤光学製のGSS1型機。投影できる星は、明るさで約7.5等級、約25,000個。美しい天の川や変光星、明るいものなら星雲星団もほぼ肉眼で見たイメージで表現。現在は、学習番組等の補助として活用。)

 

上映番組

上映開始時間 (休館日を除く)

状況によっては変更となる場合があります。

※貸館利用のため、10月13日(日)は、

終日、プラネタリウム番組をお休みします。

ご了承ください

 

※貸館利用のため、10月20日(日)、

11時のプラネタリウム番組はお休みします。

ご了承ください。

(午後からは通常通り上映します)

 

 

9/1~ (休館日を除く)
 平日 土・日・祝日
11時 (団体利用) 忍たま乱太郎の宇宙大冒険
13時 プラネタリウム ちびまる子ちゃん (約26分)
14時 忍たま乱太郎の宇宙大冒険  (約25分)
15時 COSMIC HARMONY (約30分)
16時 季節の星空               (約35分)
  • 都合により変更する場合もございますので、ご了承ください。
  • 番組の途中でご入場はできません。開始5分前までには、入場券をお買い求めて入場をお願いいたします。
  • 入場券は各15分前から発売予定です。なお毎回入れ替えとなり、各回それぞれに入場券が必要となります。

 

各回入場料金
大人 400円
小人(4歳から中学生まで) 200円
  • 入場券の発売は、開始時間の15分前からとなります。また、開場は開始5分前の予定です。ただし、多客時はこれより前になる場合がございます。
  • 団体でのご利用の場合は、金額が異なります。詳しくは団体利用案内をご覧ください。
番組紹介
プラネタリウム ちびまる子ちゃん 南十字星に魅せられて
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <企画・配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

オーストラリアから来た少年ジムと出会うまる子。星好きのジムから南十字星について教えてもら
う。『銀河鉄道の夜』に登場する南十字星、地図のない時代、海の冒険者が道しるべにした南十字星。
知れば知るほどあこがれは強くなるが、日本からは見えないことを知り落ち込む。
そして別れの日。
「南と北半球で見える星は違うけど天の川はつながっている。だから夜空の星を見て」「うん、絶対
に見る!」二人は約束を交わすのであった。

上映時間:約26分

予告編はこちら

©さくらプロダクション/日本アニメーション

「無断転載を禁止します」

COSMIC HARMONY 138億年の響き
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

シンセサイザー音楽の先駆者として世界的に知られる音楽家・冨田勲(1932-2016)。
この番組では「TOMITA information Hub」の全面協力のもと、彼が遺したサラウンド音源を使い、彼が生涯をかけて追及した『音に囲まれた宇宙』を表現。
360度の映像と音に囲まれた宇宙を体験してください。
ナレーションは俳優の松重豊さんです。
※当施設は、一方向傾斜型、175度の画角です

 

番組で登場する冨田勲の作品
組曲「惑星」より(ホルスト)/月の光(ドビュッシー)/答えのない質問(アイヴズ)/亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)/青い地球は誰のもの2020(冨田勲)ほか

 

上映時間:約30分

予告編はこちら

 

音楽 冨田勲
慶應義塾大学在学中から作曲家として活動を始め、NHK「きょうの料理」など番組テーマ曲、NHK大河ドラマ、手塚治虫作品、山田洋次監督作品など多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。
1974年に米国RCAレーベルから発表したシンセサイザーによる作品「Snow Flakes are Dancing」は、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネート、その後の一連のアルバムも世界中で大ヒットした。音響効果をも含めた音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれクラシック・ファンのみならず、世界中の幅広い層から支持されている。

 

ナレーション 松重豊
1963年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。
近年の主な出演作に映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」、「老後の資金がありません!」、「余命10年」、「ツユクサ」など。
ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」、「いりびと‐異邦人」、「カムカムエヴリバディ」、23年NHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。
また、雑誌「クロワッサン」で『たべるノヲト。』のエッセイを連載中。

 

監督 新井達之
1964年、東京都出身。千葉大学理学部地学科卒業。国際プラネタリウム協会会員。
1990年から葛飾区郷土と天文の博物館の天文担当学芸員として、100本以上のプラネタリウム番組制作を担当。
デジタルプラネタリウムによる宇宙の映像と音楽を融合させた『シンフォニー・オブ・ユニバース』シリーズ、観客参加型の『クイズ!スター&プラネット』シリーズなど、宇宙を知る感動を新しいスタイルで伝えるプラネタリウム番組を追求している。

 

天文監修 杉山直
ドイツ生まれ。理学博士。1984年早稲田大学理工学部卒業後、広島大学大学院理学研究科博士課程を修了し、1991年東京大学理学部助手に着任。
1996年から京都大学理学研究科助教授、2000年から国立天文台教授。
2006年名古屋大学理学研究科教授、理学研究科長、理事・副総長(統括・総合調整担当)を経て、2022年4月より名古屋大学総長。
専門は、宇宙物理学・宇宙論、特に宇宙マイクロ波背景放射や宇宙の構造形成の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎賞を受賞。

 

「無断転載を禁止します」

忍たま乱太郎の宇宙大冒険 with コズミックフロント☆NEXT 土星めぐりでシャッターチャンスの段
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和6年(2024年)2月17日から令和7年(2025年)2月14日まで
  • <企画・配給>株式会社デジタル・アンド・デザイン・ピクチャーズ

 

ある晩、忍術学園に土星観光大使を名乗るオカッシーニがやってきた。土星のPRをするため、ティッシュ配りをしているというオカッシーニはしんベヱとすっかり意気投合!
早速、土星ツアーに出発する乱太郎・きり丸・しんべヱ。美しい土星の輪っか、衛星エンケラドス、タイタンを大冒険!最後にしんべヱが、土星本体へ連れて行ってくれるようにお願いするが…。果たして、土星にはどんな秘密が隠されているのか!?

上映時間:約25分

 

©尼子騒兵衛/NHK・NEP ©NASA

「無断転載を禁止します」

花鳥風月 星ごよみ
  • 全天周デジタル番組
  • 団体予約番組
  • <配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

ナレーション:水樹奈々
音楽:姫神/星 吉紀

日本の四季の風情や星座を、「春分」「夏至」「立秋」「大寒」などの二十四節気(にじゅうしせっき)とともに紹介する作品です。
季節の星空だけでなく、桜の花びら舞う春、蛍の飛びかう夏、中秋の名月、深々と降り積もる雪など、その季節ならではの日本の美しい風景を臨場感たっぷりに投映します。
日本人の繊細な感性を育んできた四季の移ろいを感じ、純粋な気持ちで花鳥風月をめでる。そんな豊かな心を取り戻してくれるひとときです。
上映時間:約26分

「無断転載を禁止します」
季節の星空
  • デジタルプラネタリウム
  • 好評上映中(通年)

四季それぞれの見られる星や星座をデジタル映像で紹介していきます。

番組は、春、夏、秋、冬の4種類あり、季節ごとに変わっていきます。

上映時間:約35分

観望会のお知らせ

令和6年9月17日(火) 18:30~ 「中秋の名月を見よう」

【料金】200円(4歳以上)【定員】先着50人(事前申込)

中秋の名月を天体望遠鏡で観察します。

なお、天気が悪い場合は、コスモシアターで中秋の名月のお話などを解説します。

次回は、令和6年10月12日(土) 18:30~ 「月と土星を見よう」の予定です。

月と土星を天体望遠鏡で観察します。

(状況によっては変更となる場合があります)

 

定員50人程度で、電話での先着順で受け付けております。
料金は1人200円(4歳以上)※月が見えないと予想される天気の場合、中止となりますので、当日ご確認ください。

ただし、コロナウイルス感染症拡大などの今後の状況により、中止となる場合もございますので、事前にご確認ください。

 

団体利用案内

コスモシアターでは、団体でのご利用を承っております。学校行事などに是非ご活用ください!

ご利用料金について
団体利用の扱い 原則として、4才以上の方が10名以上にさせていただきます。
※学校団体などが学校の行事でご利用される場合は、10名以下でもご利用できますので、お問合せください。
ご利用可能時間帯 平日の9:00から17:00(学校の長期休暇を除く)
ご利用料金
団体専用利用の「幼児用番組」「学習用番組」につきましては、お問合せください。
一般番組は下記の割引料金でご利用になれます.

人数 大人 小人 割引率
30~49人まで 360円 180円 1割
50~99人まで 320円 160円 2割
100人以上 280円 140円 3割
ご利用にあたっての注意事項
  • 団体でご利用の場合は、1週間前までに、事前にお電話でご予約をお願いいたします。
  • 団体予約受付は先着順に行っております。番組内容や開始時間は、先着順に決定いたします。
  • 人数が多い場合、入退場に時間がかかる場合がございます。ご利用の15分前までには、到着するようにご計画ください。
  • 都合により、他の団体のお客様と、同時にご利用いただくことがありますのでご了承ください。
  • 貸し切りバスで、ご利用する場合は、駐車場に限りがございますので、事前にご予約ください。
  • 電子メールでの団体予約はうけつけておりませんので、あらかじめご了承下さい。
投影番組
幼児用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

これからご紹介するプラネタリウム番組は、幼稚園児、保育園児、小学校低学年児童を対象にした作品です。
これらの作品は、 楽しいキャラクターが登場し、星の世界などをわかりやすく案内する、こどもたちの情操教育が高められる内容になっています。

学習用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

コスモシアターではこどもたちの理科教育のお役に立てるよう、学習用番組の投影も行っております。
学校の授業中では扱いづらい天体も、プラネタリウムを使えば、視覚、感覚の両面から天体、星というものをとらえることができ、学習効率の向上が望めます。これからご紹介する学習用番組は、難しいことにかたよることなく、こどもたちが興味をもって見れるような内容になっています。

貸館案内

コスモシアターは広く皆様にご利用いただけるよう、貸館も行っております。

※なお、プラネタリウム番組の投影などで使用できない場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

活用例
  • アマチュア音楽愛好家による演奏会
  • 音楽教室の発表会
  • 小規模なコンサート
  • ビデオ映像を活用した各種講演会、セミナー、研修会
  • 総会などの各種会合
料金表

天体案内

 今月の星空

夕焼けが明るい西の低い空に金星が見えます。しかし、空が暗くなるころは沈んで見えなくなります。
金星が沈む反対側の東から南東の空には、土星が輝きます。土星がある南東の空ではいちばん明るい星です。
夜空の星座は、9月になっても、まだまだ夏の星座たちが主役です。 南の空には、夏の代表する、 夏の大三角が輝いています。
夏の大三角は、こと座の ベガ・おりひめ星とわし座の アルタイル・ひこぼし、はくちょう座の デネブを結ぶとできる三角形です。
また、南西の低い空には、さそり座のアンタレスも目立ちます。
いっぽう東の空には、秋の星空目印、秋の四辺形が昇ってきました。ここにある星座ペガスス座の名前をとり、ペガススの四辺形とも呼ばれています。
この他、南東の低い空には、みなみのうお座のフォーマルハウトが昇り、北東の空には、カシオペヤ座が目立ってきました。
また夜遅くなると、大変明るい木星が昇ってきます。

 

9月の星空ガイド

9月の月の満ち欠け
3日(火) 11日(水) 18日(水) 25日(水)
新月 上弦 満月 下弦
星を見るのに絶好のチャンス 夕方南の空に月が見える 月明かりで夜空が明るく星が見つけにくい 明け方南の空に月が見える

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向

上旬の明け方

東のたいへん低い空

 

夕方の西の低い空

真夜中すぎの東の空

夜遅く東の空 夜の初めの東から南東の空
見える星座 しし座 おとめ座 おうし座~ふたご座 おうし座 みずがめ座
明るさ -1~0等星 -4等星 1等星 -2等星 1等星

 

   9月の天文現象
 5日(木)、夕方西の空で、月と金星が並んで輝く
 5日(木)の夕方、西の低い空で月と金星が並んで輝き、美しい眺めとなります。この日の日没は、18時30分ころです。日の入り後、しばらくすると、西の低い空に、大変細い月が見えてきます。そして、この月のすぐ上に、金星が並んで見えてくるでしょう。金星が大変明るいので、日没後20分ぐらいたつと見やすくなります。
そして、日没後30分の19時ころが最も見やすくなるでしょう。ただし、高さが低いので、西方向の見晴らしのいい所でご覧ください。その後、19時30分ころには沈みますので、ゆっくりしていると見えなくなります。
なお、翌日の6日(金)になると、月が金星から離れ、接近は終了しますが、少し離れて、夕暮れに中に見えるでしょう。
 9日(月)、土星が衝
 土星は、地球からリングが見える惑星として知られています。この土星が、9日(月)に衝(しょう)となり、観測の好機を迎えます。衝は、地球より外側を回る惑星が、太陽と反対側に来る時を言います。この時は、日の入りころ昇り、一晩中夜空に輝きます。そして、地球から最も近くなり、観測しやすくなるのです。土星は肉眼で普通の星にしか見えませんが、天体望遠鏡を使うと、リングが見えてきます。下の図は、天体望遠鏡で撮影した8/17の土星の姿です。 コスモシアターの9月から年末ころまでの観望会で、天体望遠鏡で実際に土星リングを見ることができます。興味のある方はぜひご参加ください。
 17日(火)、中秋の名月
 中秋の名月は、旧暦の8月15日で、いつもほとんど真ん丸の姿となります。今年の中秋の名月は、9月17日の火曜日となります。
この日の月は、18時ころに東の空から昇ります。このころは、まだ高度が低いので、もう少し後の19時~20時ころが見やすくなるでしょう。なお、今年の中秋の名月は、満月の前日で、肉眼では、まん丸の月に見えるでしょう。
ところで、月を詳しく見ると、白い所と黒っぽい所があります。この違いを見て、昔の人は月にさまざま姿を想像しました。
図は、さまざまな国で見られた月の姿です。日本で一般的に有名なのが、もちをつくうさぎでしょう。しかし、 国が変わればほかの姿もいろいろ考えられました。皆さんも、月にどんなものが見えるか、実際の空でご覧ください。
なお、この日は、月のすぐ近くに土星が並んで輝きます。月が眩しいので、注意深く探してください。
 23日(月)、深夜の東の空で、月と木星が並んで輝く
 23日(月)の22時ころ、東寄りの空に、半分より少し太い月が昇ってきます。その後、しばらくすると、月を追いかけるように明るい星が昇っています。この星が木星です。木星は-2等星で大変明るくすぐに分かるでしょう。
さらに時間がたつと、南の空へ、月と木星が移動し、より目立つようになります。
ところで、月の左上に目をうつすと、ぎょしゃ座のカペラが見つかります。また、月と木星と三角を作るように、おうし座のアルデバランも見えてくるでしょう。ただし、木星ほど明るくないので、注意深く探してください。

 

南西の空には、春の星たちの目印、しし座のデネボラ、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカで作る、春の大三角が輝いています。しかし、すぐに高さが低くなり、見えなくなります。

そして、今月は夏の星たちが、見ごろとなっています。

夏の星たちの目印は、夏の大三角です。夏の大三角は、こと座のベガ・おりひめ星とわし座のアルタイル・ひこぼし、はくちょう座のデネブを結ぶとできる三角形で、南の空に見えています。
また、南西の低いところには、さそり座のアンタレスも目立ちます。
空の暗い郊外では、夏の大三角からさそり座といて座に向けて流れる、天の川の姿を見ることができるでしょう。天の川はさらに北東の空へ流れ、秋の星座カシオペヤ座へと続いています。

また、夜遅くなると東の空に土星が見え始めます。

 

  

8月の星空ガイド

8月の月の満ち欠け
4日(日) 13日(火) 20日(火) 26日(月)
新月 上弦 満月 下弦
星を見るのに
絶好のチャンス
夕方南の空に
月が見える
月明かりで夜空が明るく
星が見つけにくい
明け方南の空に
月が見える

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向 —– 下旬以降の

夕方

西のたいへん低い空—–

真夜中すぎの

東の空

真夜中すぎの東の空

夜遅く

東から南東の空

見える星座 —– しし座~おとめ座 おうし座 おうし座 みずがめ座
明るさ —– -4等星 1等星 -2等星 1等星

 

 8月の天文現象
  10日(土)、スピカ食
 10日(土)の夜、半月より少し細い月と、おとめ座の1等星スピカが重なり、スピカが見えなくなる、スピカ食がおこります。スピカは1等星なので、簡単に見えそうですが、月に近づくと月が眩しく、見にくくなります。観察には、双眼鏡や天体望遠鏡を使わないと、詳しい様子は分かりにくいでしょう。
さて、当日の夕方20時ころ、南西の空に輝く、月のすぐ左上にスピカが見えます。その後、月がスピカに接近し、月の欠けた部分に重なります。この時に突然、スピカが見えなくなります。松山では、スピカが見えなくなるのが、20時16分25秒ころです。  その後、月がスピカの前を通りすぎます。そして、20時53分10秒ころ、スピカが月の右上に急に見えてきます。特に、月から出てくるときは、光った眩しいところからなので、天体望遠鏡を使わないと見えないでしょう。このように、月がスピカの前を通り過ぎるのですが、図のように、スピカが月の左上から月に重なり、右上から出てくるように見えます。肉眼でもどこまで見えるか観察してみてください。
  12日(月)ペルセウス座流星群が極大
  今年のペルセウス座流星群は、12日(月)の23時ころに極大(いちばん多くなる時)となり、下の図のように流れます。ただし、ペルセウス座に流れるというわけではなく、ペルセウス座の方向から全天に向けて流れるように見えるだけです。なお、今年は23時前に、月が沈み、月の明かりの影響は少なく、いい条件です。
流星が多くなるのは、ペルセウス座が空高く昇る、12日の21時以降で、23時から13日(火)の午前4時ころが多く見られる時間になります。このころは、松山市内では、1時間に15個程度、空の暗い郊外の場合、1時間あたり30個以上見えるようになります。見える方向は、北東の空が中心になります。おおまかに、北から東の空をながめればいいでしょう。
なお、13日の深夜から14日(水)明け方にもある程度の流星が見られます。ぜひご覧ください。
 28日(水)、未明の空で、月と木星、火星が並んで輝く
  28日(水)の午前1時ころ、東寄りの空に、半分より少し細い月が見えています。この月の少し右側を見ると、明るい星が見つかるでしょう。この星が木星です。木星は-2等星で大変明るくすぐに分かるでしょう。そして、木星の左下に目をうつすと、オレンジ色の明るい星が見つかります。こちらが火星です。火星は、木星より暗いのですが、1等星の明るさがあるので、肉眼ですぐに分かります。
この他、木星の右上に見える星が、おうし座アルデバランです。アルデバランは、火星と同じくらいの明るさで、同じようにオレンジ色をしています。また月から少し離れた左上に、ぎょしゃ座のカペラも明るく輝いているでしょう。
この辺りは、冬の星座方向ですが、8月末になると、未明の空に見えてくるようになります。なお、時間がたてば、空高くなってもっと見やすくなります。見える方向は、南の空に変わっていくでしょう。
  天の川を見よう
7月~8月は天の川が最も見やすい時期です。天の川は、雲のようにぼんやりし、街の明かりがあると見えなくなってしまいます。また、月が輝いている時も見えません。8月は、4日が新月ですので、10日ころまでと、25日以降が見ごろとなります。
人間の目は暗い所に行くと、すぐには暗闇に慣れません。ですから、明るい部屋の中から急に外に出ても、天の川が見えないのです。最低でも5分くらいは、夜空を眺めて下さい。下の図は、8月中旬の20時ころの様子です。雲のようにぼんやりとしたものが天の川です。実際の天の川は、南の空にある部分が一番明るく見えます。ちょうどさそり座のしっぽ方向です。そして、天の川をさかのぼって頭上を見ると、夏の大三角があります。

 

 

 

2023年12月号

2023年11月号

2023年10月号

2023年9月号

2023年8月号

2023年7月号

2023年6月号

2023年5月号

2023年4月号

2023年3月号

2023年2月号

2023年1月号

 

2022年12月号

2022年11月号

2022年11月皆既月食特別号

2022年10月号

2022年9月号

2022年8月号

2022年7月号

2022年6月号

2022年5月号