公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団

コスモシアター

上のメニューの天体案内に、肉眼で自宅から見える現象を紹介しておりますので、ぜひ夜空を眺めて見てください。


コスモシアターは、四国最大級のプラネタリウムです。
ドームスクリーンは、直径23メートル、座席数は280席、一方向傾斜型(約30度傾いた構造)です。現行機種のQシステム(Q1221-HD)は、高品質のビデオプロジェクターとコンピューターを組み合わせたプラネタリウム用デジタル投映システムです。魚眼レンズにより175度の画角を持ち、一般用、学習用、幼児用番組など、多数の番組を取り揃えています。(旧型のプラネタリウム投影機(光学式)は、五藤光学製のGSS1型機。投影できる星は、明るさで約7.5等級、約25,000個。美しい天の川や変光星、明るいものなら星雲星団もほぼ肉眼で見たイメージで表現。現在は、学習番組等の補助として活用。)

 

上映番組

上映開始時間 (休館日を除く)

状況によっては変更となる場合があります。

9/1~11/30 (休館日を除く)
 平日 土・日・祝日
11時 (団体利用) クレヨンしんちゃん(約25分)
13時 クレヨンしんちゃん 妖怪ウォッチ♪   (約27分)
14時 妖怪ウォッチ♪ クレヨンしんちゃん(約25分)
15時 水の惑星 水の惑星(約35分)
16時 季節の星空 季節の星空        (約35分)

 

12/1~2/16 (休館日を除く)
 平日 土・日・祝日、冬休み期間
11時 (団体利用) プラネタリウム ちびまる子ちゃん
13時  クレヨンしんちゃん      (約25分)
14時 プラネタリウム ちびまる子ちゃん (約26分)
15時  COSMIC HARMONY (約30分)
16時 季節の星空               (約35分)
  • 都合により変更する場合もございますので、ご了承ください。
  • 番組の途中でご入場はできません。開始5分前までには、入場券をお買い求めて入場をお願いいたします。
  • 入場券は各15分前から発売予定です。なお毎回入れ替えとなり、各回それぞれに入場券が必要となります。

 

各回入場料金
大人 400円
小人(4歳から中学生まで) 200円
  • 入場券の発売は、開始時間の15分前からとなります。また、開場は開始5分前の予定です。ただし、多客時はこれより前になる場合がございます。
  • 団体でのご利用の場合は、金額が異なります。詳しくは団体利用案内をご覧ください。
番組紹介
プラネタリウム ちびまる子ちゃん 南十字星に魅せられて
  • 全天周デジタル番組
  • まもなくスタート令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <企画・配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

オーストラリアから来た少年ジムと出会うまる子。星好きのジムから南十字星について教えてもら
う。『銀河鉄道の夜』に登場する南十字星、地図のない時代、海の冒険者が道しるべにした南十字星。
知れば知るほどあこがれは強くなるが、日本からは見えないことを知り落ち込む。
そして別れの日。
「南と北半球で見える星は違うけど天の川はつながっている。だから夜空の星を見て」「うん、絶対
に見る!」二人は約束を交わすのであった。

上映時間:約26分

予告編はこちら

©さくらプロダクション/日本アニメーション

「無断転載を禁止します」

COSMIC HARMONY 138億年の響き
  • 全天周デジタル番組
  • まもなくスタート令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

シンセサイザー音楽の先駆者として世界的に知られる音楽家・冨田勲(1932-2016)。
この番組では「TOMITA information Hub」の全面協力のもと、彼が遺したサラウンド音源を使い、彼が生涯をかけて追及した『音に囲まれた宇宙』を表現。
360度の映像と音に囲まれた宇宙を体験してください。
ナレーションは俳優の松重豊さんです。
※当施設は、一方向傾斜型、175度の画角です

 

番組で登場する冨田勲の作品
組曲「惑星」より(ホルスト)/月の光(ドビュッシー)/答えのない質問(アイヴズ)/亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)/青い地球は誰のもの2020(冨田勲)ほか

 

上映時間:約30分

 

音楽 冨田勲
慶應義塾大学在学中から作曲家として活動を始め、NHK「きょうの料理」など番組テーマ曲、NHK大河ドラマ、手塚治虫作品、山田洋次監督作品など多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。
1974年に米国RCAレーベルから発表したシンセサイザーによる作品「Snow Flakes are Dancing」は、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネート、その後の一連のアルバムも世界中で大ヒットした。音響効果をも含めた音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれクラシック・ファンのみならず、世界中の幅広い層から支持されている。

 

ナレーション 松重豊
1963年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。
近年の主な出演作に映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」、「老後の資金がありません!」、「余命10年」、「ツユクサ」など。
ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」、「いりびと‐異邦人」、「カムカムエヴリバディ」、23年NHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。
また、雑誌「クロワッサン」で『たべるノヲト。』のエッセイを連載中。

 

監督 新井達之
1964年、東京都出身。千葉大学理学部地学科卒業。国際プラネタリウム協会会員。
1990年から葛飾区郷土と天文の博物館の天文担当学芸員として、100本以上のプラネタリウム番組制作を担当。
デジタルプラネタリウムによる宇宙の映像と音楽を融合させた『シンフォニー・オブ・ユニバース』シリーズ、観客参加型の『クイズ!スター&プラネット』シリーズなど、宇宙を知る感動を新しいスタイルで伝えるプラネタリウム番組を追求している。

 

天文監修 杉山直
ドイツ生まれ。理学博士。1984年早稲田大学理工学部卒業後、広島大学大学院理学研究科博士課程を修了し、1991年東京大学理学部助手に着任。
1996年から京都大学理学研究科助教授、2000年から国立天文台教授。
2006年名古屋大学理学研究科教授、理学研究科長、理事・副総長(統括・総合調整担当)を経て、2022年4月より名古屋大学総長。
専門は、宇宙物理学・宇宙論、特に宇宙マイクロ波背景放射や宇宙の構造形成の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎賞を受賞。

 

「無断転載を禁止します」

忍たま乱太郎の宇宙大冒険 with コズミックフロント☆NEXT 土星めぐりでシャッターチャンスの段
  • 全天周デジタル番組
  • しばらくお待ちください令和6年(2024年)2月17日から令和7年(2025年)2月14日まで
  • <企画・配給>株式会社デジタル・アンド・デザイン・ピクチャーズ

 

ある晩、忍術学園に土星観光大使を名乗るオカッシーニがやってきた。土星のPRをするため、ティッシュ配りをしているというオカッシーニはしんベヱとすっかり意気投合!
早速、土星ツアーに出発する乱太郎・きり丸・しんべヱ。美しい土星の輪っか、衛星エンケラドス、タイタンを大冒険!最後にしんべヱが、土星本体へ連れて行ってくれるようにお願いするが…。果たして、土星にはどんな秘密が隠されているのか!?

上映時間:約25分

 

©尼子騒兵衛/NHK・NEP ©NASA

「無断転載を禁止します」

クレヨンしんちゃん 宇宙からの来訪者
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)2月18日から令和6年(2024年)2月16日まで
  • <企画・配給>株式会社デジタル・アンド・デザイン・ピクチャーズ

 

ある日、河川敷でミステリーサークルを発見したしんのすけとかすかべ防衛隊の仲間たち。

そこで探しものをしている綺麗なおねえさんと出会う。

一緒に探すことにしたしんのすけたちだが、お姉さんには大きな秘密があった!!
ひょんなことからUFOに乗り込み、ついに宇宙へ進出!?
かすかべ防衛隊と一緒に、太陽系やハビタブルゾーン、系外惑星などについて学ぼう!
そして、彼らは無事に地球へ帰ることができるのか!?
宇宙をおマタにかけた大冒険が今、始まる!
上映時間:約25分

 

Ⓒ臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

「無断転載を禁止します」

妖怪ウォッチ♪ コマさんからのSOS!
ブラックホールへレッツゴーだニャン♪
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和4年(2022年)12月1日から令和5年(2023年)11月30日まで
  • <企画・配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

 

学校の課題で近くの山に星を見に行くケータとジバニャンとウィスパー。
美しく広がる星空を楽しく見ていると突然 、「コマさんからのSOS」が空から降ってきた!
なんとコマさんは、宇宙の彼方にあるブラックホールになぜか吸い込まれてしまったというのだ!
ケータたちは、コマさんの弟のコマじろうと共に、ブラックホールへとコマさんを助けに向かうことに 。
ブラックホールとはいったいなんなのか?
そしてケータたちはコマさんを助け出せるのか!?
上映時間:約27分

予告編はこちら

 

「無断転載を禁止します」

水の惑星 -星の旅シリーズ-
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中 令和4年(2022年)12月1日から令和5年(2023年)11月30日まで
  • <配給>株式会社五藤光学研究所

タヒチ、モルディブ、ニューカレドニア…いのちあふれる海。楽園地球から星空を望み、星の世界に水を探す旅。

 

撮影・CG・脚本 KAGAYA
ナレーション 安元洋貴
音楽 manamik/清田愛未

 

世界各地で撮影した星空タイムラプス映像と、心地よい水中映像が広がります。 地球は生命あふれる海をもった特別な惑星。太陽系に存在する氷の天体(土星のリングや衛星エンセラダス、彗星)を、迫力ある CGで体験しながら、水の惑星地球を見つめ直す旅がはじまります。
撮影地:ニューカレドニア、タヒチ、御蔵島、パラオ、スラウェシ島、ジープ島、オーストラル諸島他
上映時間:約35分

予告編はこちら

©KAGAYA studio

「無断転載を禁止します」

 

■アーティスト情報

 

【撮影・CG・脚本】KAGAYA(カガヤ)
宇宙と神話の世界を描くアーティスト。プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」が全国で上映され観覧者数100万人を超える大ヒット。一方で写真家としても人気を博し、ベスト版写真集『Starry Nights—The Best of the Best』等を刊行。星空写真は小学校理科の教科書にも採用される。写真を投稿発表するTwitterのフォロワーは約85万人を超える。
天文普及とアーティストとしての功績をたたえられ、小惑星11949番はkagayayutaka(カガヤユタカ)と命名されている。
公式サイト:http://www.kagayastudio.com

 

【ナレーション】安元洋貴(ヤスモト ヒロキ)
山口県出身。厚みのある声で、ナレーション、アニメ、吹き替え、ラジオパーソナリティ等、幅広く活躍。主な出演作は、アニメ『BLEACH』(茶渡泰虎)、『弱虫ペダル』(金城真護)、『鬼灯の冷徹』(鬼灯)、『アクアマン』(アクアマン)役、ナレーションでは『クローズアップ現代』など。

 

【音楽】manamik/清田愛未(マナミク/キヨタ マナミ)
作編曲家・ヴォーカル。2003年、シンガーソングライターとしてデビュー。『Final Fantasy song book まほろば(UNIVERSAL)』、NHKみんなのうた『千の花千の空(avex)』などに起用される。作編曲家としてアニメ、舞台、プラネタリウム、ゲームでは「Xenoblade」などの制作に携わる。
公式サイト:https://www.manamikiyota.com/

花鳥風月 星ごよみ
  • 全天周デジタル番組
  • 団体予約番組
  • <配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

ナレーション:水樹奈々
音楽:姫神/星 吉紀

日本の四季の風情や星座を、「春分」「夏至」「立秋」「大寒」などの二十四節気(にじゅうしせっき)とともに紹介する作品です。
季節の星空だけでなく、桜の花びら舞う春、蛍の飛びかう夏、中秋の名月、深々と降り積もる雪など、その季節ならではの日本の美しい風景を臨場感たっぷりに投映します。
日本人の繊細な感性を育んできた四季の移ろいを感じ、純粋な気持ちで花鳥風月をめでる。そんな豊かな心を取り戻してくれるひとときです。
上映時間:約26分

「無断転載を禁止します」
季節の星空
  • デジタルプラネタリウム
  • 好評上映中(通年)

四季それぞれの見られる星や星座をデジタル映像で紹介していきます。

番組は、春、夏、秋、冬の4種類あり、季節ごとに変わっていきます。

上映時間:約35分

観望会のお知らせ

令和5年12月9日(土) 18:30~ 

「木星や土星とすばるを見よう」です。

【料金】200円(4歳以上)【定員】先着50人(事前申込)

木星、土星、すばるを天体望遠鏡で観察します。また、秋の星を実際の空で見つけます。

なお、天気が悪く星が見えない場合は、コスモシアターで秋の星の見つけ方や、天体望遠鏡で撮影したすばるや惑星、秋の星雲星団、秋の天体などを解説していきます。

次回は、令和6年1月20日(土) 18:30~ 「月と冬の星を見よう」の予定です。

(状況によっては変更となる場合があります)

 

定員50人程度で、電話での先着順で受け付けております。
料金は1人200円(4歳以上)※月が見えないと予想される天気の場合、中止となりますので、当日ご確認ください。

ただし、コロナウイルス感染症拡大などの今後の状況により、中止となる場合もございますので、事前にご確認ください。

 

団体利用案内

コスモシアターでは、団体でのご利用を承っております。学校行事などに是非ご活用ください!

ご利用料金について
団体利用の扱い 原則として、4才以上の方が10名以上にさせていただきます。
※学校団体などが学校の行事でご利用される場合は、10名以下でもご利用できますので、お問合せください。
ご利用可能時間帯 平日の9:00から17:00(学校の長期休暇を除く)
ご利用料金
団体専用利用の「幼児用番組」「学習用番組」につきましては、お問合せください。
一般番組は下記の割引料金でご利用になれます.

人数 大人 小人 割引率
30~49人まで 360円 180円 1割
50~99人まで 320円 160円 2割
100人以上 280円 140円 3割
ご利用にあたっての注意事項
  • 団体でご利用の場合は、1週間前までに、事前にお電話でご予約をお願いいたします。
  • 団体予約受付は先着順に行っております。番組内容や開始時間は、先着順に決定いたします。
  • 人数が多い場合、入退場に時間がかかる場合がございます。ご利用の15分前までには、到着するようにご計画ください。
  • 都合により、他の団体のお客様と、同時にご利用いただくことがありますのでご了承ください。
  • 貸し切りバスで、ご利用する場合は、駐車場に限りがございますので、事前にご予約ください。
  • 電子メールでの団体予約はうけつけておりませんので、あらかじめご了承下さい。
投影番組
幼児用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

これからご紹介するプラネタリウム番組は、幼稚園児、保育園児、小学校低学年児童を対象にした作品です。
これらの作品は、 楽しいキャラクターが登場し、星の世界などをわかりやすく案内する、こどもたちの情操教育が高められる内容になっています。

学習用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

コスモシアターではこどもたちの理科教育のお役に立てるよう、学習用番組の投影も行っております。
学校の授業中では扱いづらい天体も、プラネタリウムを使えば、視覚、感覚の両面から天体、星というものをとらえることができ、学習効率の向上が望めます。これからご紹介する学習用番組は、難しいことにかたよることなく、こどもたちが興味をもって見れるような内容になっています。

貸館案内

コスモシアターは広く皆様にご利用いただけるよう、貸館も行っております。

※なお、プラネタリウム番組の投影などで使用できない場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

活用例
  • アマチュア音楽愛好家による演奏会
  • 音楽教室の発表会
  • 小規模なコンサート
  • ビデオ映像を活用した各種講演会、セミナー、研修会
  • 総会などの各種会合
料金表

天体案内

 今月の星空

 

南から南東の空に見える一番明るい星が、木星です。そして、南西の空に土星が見えていまが、夜遅くなると沈んでしまいます。
夜空の星座たちは、南西の空に、秋の四辺形が見えています。秋の四辺形は、ここにある星座の名前をとり、ペガススの四辺形とも呼ばれます。
この四辺形の南側に見える、みなみのうお座のフォ-マルハウトは秋の星座でただひとつの1等星です。このほか、うお座、おひつじ座、アンドロメダ座、カシオペヤ座など秋の星座が四辺形を取り囲むように輝いています。いっぽう東からは、冬の星たちが昇ってきました。東の空高くカペラ(ぎょしゃ座)、アルデバラン(おうし座)が輝いています。そして、東の空低いところに目を下ろすと、
オリオン座が見つかります。オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスを結ぶと冬の大三角の完成です。なお、西の地平線付近には、夏の大三角が見えます。12月は、時間帯を選ぶと、夏・秋・冬の星空の目印を見ることができるのです。

 

12月の星空ガイド

12月の月の満ち欠け
5日(火) 13日(水) 20日(日) 27日(水)
下弦 新月 上弦 満月
明け方南の空に
月が見える
星を見るのに
絶好のチャンス
夕方南の空に
月が見える
月明かりで夜空が明るく
星が見つけにくい

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向 上旬の夕方

南西のたいへん低い空

明け方の東から南東の空 見かけ上太陽に近く見つけるのは難しい 夜の初め

の南の空

夜の初めの南西の空
見える星座 いて座 しし座~おとめ座 —– おひつじ座 みずがめ座
明るさ 0等星 -4等星 —– -2.5等星 0.5等星

 

 12月の天文現象
  9日(土)~10日(日)、明け方南東の空で、月と金星が並んで輝く
 明け方の午前5時から6時ころ、東から南東の空を見ると、大変明るい星が見えます。この星が金星です。この金星に、9日(土)~10日(日)の明け方、細い月が並んで、大変美しい眺めとなるでしょう。
まず、9日の朝は、月が金星の右上側に輝きます。そして、10日には、金星の下側に、月が移動します。9日と10日の月と金星の間隔は、ほぼ同じです。なお、10日の月が、9日より細くなります。
そして、11日(月)の朝は、月が金星から下側にさらに離れていきます。
接近の見ごろは、9日と10日の明け方になります。金星は大変明るいので、午前6時30分ころまでは見えています。
天気が良ければ、連続してご覧いただくと、月の位置や欠け具合の変化を見ることができます。ぜひ早起きをしてご覧ください。
なお、金星の少し離れた右上に、おとめ座のスピカが輝いています。
スピカは、金星ほど明るくはないので、あまり目立ちません。ただ、
1等星ですので、晴れていれば見つけることができるでしょう。
  14日(木)~15日(金)、ふたご座流星群が極大となる
  流星群の流星は、地球から見ると、ある地点から放射状に流れるように見えます。
その流れ出す地点(放射点(ほうしゃてん))のある場所をとって、何々座流星群と呼びます。今回はふたご座流星群ですので、ふたご座の方向から全天に流れていきます。
ふたご座流星群は、ほぼ一晩中見られ、見やすい流星群となっています。今年の極大は、15日(金)の午前4時ころに予想がでています。よって、14日(木)の深夜~15日(金)の明け方が多く見えるでしょう。
今年は、月明かりもなく絶好の条件になります。14日の真夜中から、15日の朝にかけて、たくさんの流星が見られるでしょう。今回の条件でみると、15日の未明から明け方前に、松山市内では1時間あたり10~20個程度。空の暗い郊外では、1時間あたり50個以上の流れ星が見られるでしょう。
流星の見える時間は、14日の20時ころから、15日の明け方午前5時ころです。特に、15日の午前2時から午前4時ころが、最も多くなるでしょう。
観察する方向は、真夜中まではおおよそ東の空、真夜中以降は南の空を見ればいいでしょう。ちなみに、極大後の前後の13日深夜から14日明け方と、15日深夜から16日明け方も、1時間当たり5個程度の流星が見られるでしょう。
  18日(月)、南西の空で、月と土星が並んで輝く
  18日(月)の18時ころ、半分より少し細めの月が、南西の空に輝いています。そして、月のすぐ右に、明るめの星が並んで輝きます。この星が土星です。土星は、普通の1等星ですので、肉眼でもすぐに見つかります。ただし、時間がたつと沈んでいきますので、20時ころまでにご覧ください。
  22日(金)、南の空で、月と木星が並んで輝く
  22日(金)の18時ころ、東南の空に、明るい月が輝いています。そして、この月の左下を見ると、明るい星が輝いているのが分かるでしょう。この星が木星です。木星は-2.5等星で、普通の1等星の20倍以上明るいので、大変目につくでしょう。
なお、月と木星は、時間がたつと南の空高く昇ります。そして、20時ごろに南、23時ころに南西の空に移動します。月と木星の間隔は、22時すぎが最も狭くなりますが、大きな変化はないので、いつ見ても近い状態です。
 
 
 

 

 

 

 

今月は、二つの惑星が見られます。まず、最も明るい木星が、東の空に輝きます。そして、南西の空に土星が輝きます。土星も1等星ですので肉眼でもよく見えますが、木星に比べると、明るさが暗くなります。
夜空の星座は、西の空に、夏の代表する、夏の大三角が輝きます。いっぽう、秋の星空の目印、秋の四辺形が南の空高く輝いています。
夏の大三角は、こと座のベガ・おりひめ星とわし座のアルタイル・ひこぼし、はくちょう座のデネブを結ぶとできる三角形です。秋の四辺形は、ここにある星座ペガスス座の名前をとり、ペガススの四辺形とも呼ばれています。
この分かりやすい夜空の目印のうち、秋の四辺形を目印に、南側にみなみのうお座のフォーマルハウトと、くじら座のデネブカイトスが見つかります。
また頭の上から北側には、アンドロメダ座、カシオペヤ座、ケフェウス座が見つかるでしょう。秋の星座をさがすには、ぜひ秋の四辺形を目印にしてください。
東の空に目を向けると、冬の星座・オリオン座が昇り始めています。まもなく、冬が訪れるでしょう。

 

 

11月の星空ガイド

11月の月の満ち欠け
5日(日) 13日(月) 20日(月) 27日(月)
下弦 新月 上弦 満月
明け方南の空に月が見える 星を見るのに絶好のチャンス 夕方南の空に月が見える 月明かりで夜空が明るく星が見つけにくい

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向

月末の夕方

南西のたいへん低い空

明け方

東の空

見かけ上太陽に近く見つけるのは難しい

夜の初めころの東の空 夜の初めころの

南西の空

見える星座 へびつかい座~いて座 しし座~おとめ座 —- おひつじ座 みずがめ座
明るさ 0等星 -4.5等星 —- -3等星 1等星

 

   11月の天文現象
 3日(金)、木星が衝
 木星が3日(金)に衝(ほぼ一晩中見える)となり、観望の好機となります。この日の木星の明るさは、-3等星で、1等星の40倍くらい明るく輝き、すぐに見つかるでしょう。
木星は、肉眼で見ると普通の明るい星にしか見えません。しかし、天体望遠鏡を使うとしま模様が見えてきます。また、目玉のような大赤斑(だいせきはん)と呼ばれる、模様も見えることもあります。なお、コスモシアターで実施する星空観望会で見ることができます。ご覧になりたい方は、ぜひご参加ください。
 9日(木)~10日(金)、明け方東の空で、月と金星が並んで輝く
 明け方の午前5時30分ころ、東の空を見ると、大変明るい星が見えます。この星が金星です。この金星に、9日(木)~10日(金)の明け方、細い月が並んで、大変美しい眺めとなるでしょう。
まず9日の朝は、月が金星の上側に輝きます。そして、10日になると、金星の下側に、月が移動します。月と金星の間隔は、ほぼ同じです。そして、11日(土)の朝は、月が金星から下側にさらに離れていきます。接近の見ごろは、9日と10日の明け方になります。
金星は大変明るいので、午前6時ころまでは見えています。天気が良ければ、連続してご覧いただくと、月の位置や欠け具合の変化を見ることができます。ぜひ早起きをしてご覧ください。
 18日(土)、しし座流星群が極大
 18日(土)の明け方前に、しし座流星群が極大となります。ただし、活動の予想は低調です。多くて、1時間当たり5個程度の流星が見られるでしょう。見ごろは午前2時~4時ころの東の空です。
 20日(月)、南の空で、月と土星が並んで輝く
 20日(月)の19時ころ、ほぼ半月の月が、南の空に輝いています。そして、月のすぐ左上に、明るめの星が並んで輝きます。この星が土星です。普通の1等星ですので、月が明るくあまり目立たないかもしれません。注意深く探してください。
 25日(土)、東の空で、月と木星が並んで輝く
 25日(土)の18時ころ、東の空に、ほぼ満月の明るい月が輝いています。そして、この月の右下を見ると、明るい星が輝いているのが分かるでしょう。この星が木星です。木星は-3等星で、普通の1等星の30倍以上明るいので、大変目につくでしょう。なお、時間がたつと南の空高く昇ります。見ごろは、ほぼ一晩中です。
  秋の星を見つけよう
 下の図のように、秋の四辺形を使うと見つけることができます。時刻は、11月上旬の20時ころ、下旬ですと19時ころです。そして、見る上げる方角は、南の空を見た時の様子です。右が西、左が東、下が南で上が北になります。
秋の星の見つけ方ですが、たとえば、秋の四辺形の右側の辺を結んで、南側に伸ばすとフォーマルハウトが見つかります。この星は、秋の星座の中でただひとつの1等星で、秋のひとつ星や南のひとつ星と呼ばれます。今年は、フォーマルハウトの上側のみずがめ座に土星が輝き、いつもとは違った姿になっています。
また、左側の辺を結んで、同じように南側に伸ばすと、くじら座のデネブカイトスにたどり着きます。
いっぽう、左側の辺を結んで北に伸ばすと、カシオペヤ座(となりにケフェウス座があります)をとおり、北極星へたどり着きます。
このころ、秋の四辺形は、ほぼ頭の真上に輝いています。まず頭の真上を見上げて、四辺形を見つけ、秋の星座たちを見つけてみてください。
なお、11月は27日が満月になります。満月のころは、月が明るく星が見にくいことがあります。星座を見つけるには、5日から20日ころまでがいいでしょう。

 

コスモシアターニュース

コスモシアターニュース2023年12月号

コスモシアターニュース2023年11月号

コスモシアターニュース2023年10月号

コスモシアターニュース2023年9月号

コスモシアターニュース2023年8月号

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