公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団

コスモシアター

上のメニューの天体案内に、肉眼で自宅から見える現象を紹介しておりますので、ぜひ夜空を眺めて見てください。


コスモシアターは、四国最大級のプラネタリウムです。
ドームスクリーンは、直径23メートル、座席数は280席、一方向傾斜型(約30度傾いた構造)です。現行機種のQシステム(Q1221-HD)は、高品質のビデオプロジェクターとコンピューターを組み合わせたプラネタリウム用デジタル投映システムです。魚眼レンズにより175度の画角を持ち、一般用、学習用、幼児用番組など、多数の番組を取り揃えています。(旧型のプラネタリウム投影機(光学式)は、五藤光学製のGSS1型機。投影できる星は、明るさで約7.5等級、約25,000個。美しい天の川や変光星、明るいものなら星雲星団もほぼ肉眼で見たイメージで表現。現在は、学習番組等の補助として活用。)

 

上映番組

上映開始時間 (休館日を除く)

状況によっては変更となる場合があります。

※11月17日(日)は、キッズジョブ開催のため、こども館、プラネタリウム番組、ToiToiToiは、お休みします。

館内のご通行もできません。ご了承ください。

9/1~ (休館日を除く)
 平日 土・日・祝日
11時 (団体利用) 忍たま乱太郎の宇宙大冒険
13時 プラネタリウム ちびまる子ちゃん (約26分)
14時 忍たま乱太郎の宇宙大冒険  (約25分)
15時 COSMIC HARMONY (約30分)
16時 季節の星空               (約35分)

 

※貸館利用のため、12月21日(土)のプラネタリウム番組は、終日お休みします。

ご了承ください。

12/1~ (休館日を除く)
 平日 土・日・祝日(冬休みは毎日)
11時 (団体利用) プラネタリウム ドラえもん 宇宙の模型
13時 忍たま乱太郎の宇宙大冒険   (約25分)
14時 プラネタリウム ドラえもん 宇宙の模型 (約28分)
15時 MMX 火星衛星探査計画 (約40分)
16時 季節の星空                (約35分)
  • 都合により変更する場合もございますので、ご了承ください。
  • 番組の途中でご入場はできません。開始5分前までには、入場券をお買い求めて入場をお願いいたします。
  • 入場券は各15分前から発売予定です。なお毎回入れ替えとなり、各回それぞれに入場券が必要となります。

 

各回入場料金
大人 400円
小人(4歳から中学生まで) 200円
  • 入場券の発売は、開始時間の15分前からとなります。また、開場は開始5分前の予定です。ただし、多客時はこれより前になる場合がございます。
  • 団体でのご利用の場合は、金額が異なります。詳しくは団体利用案内をご覧ください。
番組紹介

「プラネタリウム ドラえもん 宇宙の模型」

    • 全天周デジタル番組
    • まもなくスタート 令和6年(2024年)12月1日(日)から令和7年(2025年)11月30日(日)まで
    • <配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
「無断転載を禁止します」

 

スネ夫からハワイで見た満天の星に感動したという自慢話を聞いたのび太たち。満天の星を見た事が無いのび太は悔しがり、ドラえもんに相談すると、室内にいながら旅行気分が味わえるひみつ道具『室内旅行機』を取り出し、のび太の部屋にハワイの満天の星を映し出してくれました。ドラえもんから、人は太古の昔から星空を見て、それぞれに思いを巡らし、宇宙を理解しようとさまざまな「宇宙の模型」が作られてきたという話を聞きます。
宇宙の姿を確かめるために、マイクロコピーで本物の宇宙を完全に再現している『天球儀』の中へ入るのび太たち。宇宙船に乗って宇宙旅行に出かけるも、ブラックホールへと近づきすぎてしまい吸い寄せられそうに!のび太たちは無事に地球に戻ることができるでしょうか!?

上映時間:約28分

 

予告編はこちら

 

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK

「無断転載を禁止します」

「MMX 火星衛星探査計画」

  • 全天周デジタル番組
  • まもなくスタート 令和6年(2024年)12月1日(日)から令和7年(2025年)11月30日(日)まで
  • <配給>株式会社五藤光学研究所

©MMX製作委員会

MMXミッションは、「はやぶさ」「はやぶさ2」の技術を受け継ぎ、火星の衛星フォボスに着陸してサンプルを持ち帰るという意欲的なミッションです。作品ではミッションの紹介にとどまらず、はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウのサンプル解析の結果や、人類と宇宙のかかわりという広い視野で、宇宙探査の意義を描き出します。MMX探査機だけでなく、「のぞみ」「あかつき」「はやぶさ2」などの探査機や、次世代を担う日本の次期基幹ロケット「H3」も登場します。

上映時間:約40分

 

予告編はこちら

 

監督 上坂浩光
監督の言葉
MMXミッションは、「はやぶさ」「はやぶさ2」の技術を受け継ぎ、火星の衛星フォボスに着陸してサンプルを持ち帰るという意欲的なミッションです。小惑星に比べ、火星の大きな重力のもとでの探査は格段の厳しさがあります。
フォボスは小惑星と似通った組成を持つ衛星として知られ、その起源は謎に包まれています。また火星に近い軌道を回ることから隕石によって巻き上げられた火星の物質があると予測されています。そこに着陸しサンプルを持ち帰ることができれば、フォボスのみならず、火星からの世界初サンプルリターンが達成されるかもしれません。この作品では、MMXのミッション紹介にとどまらず、はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウのサンプル解析の結果や、人類と宇宙のかかわりという広い視野で、宇宙探査の意義を描き出します。

 

©MMX製作委員会

「無断転載を禁止します」

「プラネタリウムでチコちゃんに叱られる! 2

 チコとキョエの星空タイムトラベル

 謎のラニアケア超銀河団」

  • 全天周デジタル番組
  • しばらくお待ちください 令和7年(2025年)2月15日(土)から令和8年(2026年)2月13日(金) まで
  • <製作・配給>株式会社五藤光学研究所

 

大人のみなさん、そして子供のみなさん、宇宙のこと、ちゃんと答えられますか?何も考えないでのほほんと夜空を見上げていると、チコちゃんに叱られますよ!今回は誰もが見上げることができる「星空」がテーマ。夜空にまつわる不思議や疑問がドームいっぱいに広がります!

上映時間:約23分

 

「チコちゃんに叱られる!」©NHK

「無断転載を禁止します」

プラネタリウム ちびまる子ちゃん 南十字星に魅せられて
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <企画・配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

オーストラリアから来た少年ジムと出会うまる子。星好きのジムから南十字星について教えてもら
う。『銀河鉄道の夜』に登場する南十字星、地図のない時代、海の冒険者が道しるべにした南十字星。
知れば知るほどあこがれは強くなるが、日本からは見えないことを知り落ち込む。
そして別れの日。
「南と北半球で見える星は違うけど天の川はつながっている。だから夜空の星を見て」「うん、絶対
に見る!」二人は約束を交わすのであった。

上映時間:約26分

予告編はこちら

©さくらプロダクション/日本アニメーション

「無断転載を禁止します」

COSMIC HARMONY 138億年の響き
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和5年(2023年)12月1日から令和6年(2024年)11月30日まで
  • <配給>コニカミノルタプラネタリウム株式会社

シンセサイザー音楽の先駆者として世界的に知られる音楽家・冨田勲(1932-2016)。
この番組では「TOMITA information Hub」の全面協力のもと、彼が遺したサラウンド音源を使い、彼が生涯をかけて追及した『音に囲まれた宇宙』を表現。
360度の映像と音に囲まれた宇宙を体験してください。
ナレーションは俳優の松重豊さんです。
※当施設は、一方向傾斜型、175度の画角です

 

番組で登場する冨田勲の作品
組曲「惑星」より(ホルスト)/月の光(ドビュッシー)/答えのない質問(アイヴズ)/亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)/青い地球は誰のもの2020(冨田勲)ほか

 

上映時間:約30分

予告編はこちら

 

音楽 冨田勲
慶應義塾大学在学中から作曲家として活動を始め、NHK「きょうの料理」など番組テーマ曲、NHK大河ドラマ、手塚治虫作品、山田洋次監督作品など多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。
1974年に米国RCAレーベルから発表したシンセサイザーによる作品「Snow Flakes are Dancing」は、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネート、その後の一連のアルバムも世界中で大ヒットした。音響効果をも含めた音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれクラシック・ファンのみならず、世界中の幅広い層から支持されている。

 

ナレーション 松重豊
1963年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。
近年の主な出演作に映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」、「老後の資金がありません!」、「余命10年」、「ツユクサ」など。
ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」、「いりびと‐異邦人」、「カムカムエヴリバディ」、23年NHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。
また、雑誌「クロワッサン」で『たべるノヲト。』のエッセイを連載中。

 

監督 新井達之
1964年、東京都出身。千葉大学理学部地学科卒業。国際プラネタリウム協会会員。
1990年から葛飾区郷土と天文の博物館の天文担当学芸員として、100本以上のプラネタリウム番組制作を担当。
デジタルプラネタリウムによる宇宙の映像と音楽を融合させた『シンフォニー・オブ・ユニバース』シリーズ、観客参加型の『クイズ!スター&プラネット』シリーズなど、宇宙を知る感動を新しいスタイルで伝えるプラネタリウム番組を追求している。

 

天文監修 杉山直
ドイツ生まれ。理学博士。1984年早稲田大学理工学部卒業後、広島大学大学院理学研究科博士課程を修了し、1991年東京大学理学部助手に着任。
1996年から京都大学理学研究科助教授、2000年から国立天文台教授。
2006年名古屋大学理学研究科教授、理学研究科長、理事・副総長(統括・総合調整担当)を経て、2022年4月より名古屋大学総長。
専門は、宇宙物理学・宇宙論、特に宇宙マイクロ波背景放射や宇宙の構造形成の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎賞を受賞。

 

「無断転載を禁止します」

忍たま乱太郎の宇宙大冒険 with コズミックフロント☆NEXT 土星めぐりでシャッターチャンスの段
  • 全天周デジタル番組
  • 好評上映中令和6年(2024年)2月17日から令和7年(2025年)2月14日まで
  • <企画・配給>株式会社デジタル・アンド・デザイン・ピクチャーズ

 

ある晩、忍術学園に土星観光大使を名乗るオカッシーニがやってきた。土星のPRをするため、ティッシュ配りをしているというオカッシーニはしんベヱとすっかり意気投合!
早速、土星ツアーに出発する乱太郎・きり丸・しんべヱ。美しい土星の輪っか、衛星エンケラドス、タイタンを大冒険!最後にしんべヱが、土星本体へ連れて行ってくれるようにお願いするが…。果たして、土星にはどんな秘密が隠されているのか!?

上映時間:約25分

 

©尼子騒兵衛/NHK・NEP ©NASA

「無断転載を禁止します」

花鳥風月 星ごよみ
  • 全天周デジタル番組
  • 団体予約番組
  • <配給>コニカミノルタ プラネタリウム株式会社

ナレーション:水樹奈々
音楽:姫神/星 吉紀

日本の四季の風情や星座を、「春分」「夏至」「立秋」「大寒」などの二十四節気(にじゅうしせっき)とともに紹介する作品です。
季節の星空だけでなく、桜の花びら舞う春、蛍の飛びかう夏、中秋の名月、深々と降り積もる雪など、その季節ならではの日本の美しい風景を臨場感たっぷりに投映します。
日本人の繊細な感性を育んできた四季の移ろいを感じ、純粋な気持ちで花鳥風月をめでる。そんな豊かな心を取り戻してくれるひとときです。
上映時間:約26分

「無断転載を禁止します」
季節の星空
  • デジタルプラネタリウム
  • 好評上映中(通年)

四季それぞれの見られる星や星座をデジタル映像で紹介していきます。

番組は、春、夏、秋、冬の4種類あり、季節ごとに変わっていきます。

上映時間:約35分

観望会のお知らせ

令和6年11月9日(土) 18:30~ 「月と土星や秋の星を見よう」

【料金】200円(4歳以上)【定員】先着50人(事前申込)

月や土星を天体望遠鏡で観察します。実際の星空で秋の星を見つけていきます。

なお、天気が悪い場合は、コスモシアターで月や土星、秋の星空のお話などを解説します。

次回は、令和6年12月8日(日) 17:30~ 「月と土星の大接近を見よう」の予定です。

月と土星の大接近を天体望遠鏡で観察します。

(状況によっては変更となる場合があります)

 

定員50人程度で、電話での先着順で受け付けております。
料金は1人200円(4歳以上)※月が見えないと予想される天気の場合、中止となりますので、当日ご確認ください。

ただし、コロナウイルス感染症拡大などの今後の状況により、中止となる場合もございますので、事前にご確認ください。

 

団体利用案内

コスモシアターでは、団体でのご利用を承っております。学校行事などに是非ご活用ください!

ご利用料金について
団体利用の扱い 原則として、4才以上の方が10名以上にさせていただきます。
※学校団体などが学校の行事でご利用される場合は、10名以下でもご利用できますので、お問合せください。
ご利用可能時間帯 平日の9:00から17:00(学校の長期休暇を除く)
ご利用料金
団体専用利用の「幼児用番組」「学習用番組」につきましては、お問合せください。
一般番組は下記の割引料金でご利用になれます.

人数 大人 小人 割引率
30~49人まで 360円 180円 1割
50~99人まで 320円 160円 2割
100人以上 280円 140円 3割
ご利用にあたっての注意事項
  • 団体でご利用の場合は、1週間前までに、事前にお電話でご予約をお願いいたします。
  • 団体予約受付は先着順に行っております。番組内容や開始時間は、先着順に決定いたします。
  • 人数が多い場合、入退場に時間がかかる場合がございます。ご利用の15分前までには、到着するようにご計画ください。
  • 都合により、他の団体のお客様と、同時にご利用いただくことがありますのでご了承ください。
  • 貸し切りバスで、ご利用する場合は、駐車場に限りがございますので、事前にご予約ください。
  • 電子メールでの団体予約はうけつけておりませんので、あらかじめご了承下さい。
投影番組
幼児用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

これからご紹介するプラネタリウム番組は、幼稚園児、保育園児、小学校低学年児童を対象にした作品です。
これらの作品は、 楽しいキャラクターが登場し、星の世界などをわかりやすく案内する、こどもたちの情操教育が高められる内容になっています。

学習用プラネタリウム番組はこちら
  • 全天周デジタル番組

コスモシアターではこどもたちの理科教育のお役に立てるよう、学習用番組の投影も行っております。
学校の授業中では扱いづらい天体も、プラネタリウムを使えば、視覚、感覚の両面から天体、星というものをとらえることができ、学習効率の向上が望めます。これからご紹介する学習用番組は、難しいことにかたよることなく、こどもたちが興味をもって見れるような内容になっています。

貸館案内

コスモシアターは広く皆様にご利用いただけるよう、貸館も行っております。

※なお、プラネタリウム番組の投影などで使用できない場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

活用例
  • アマチュア音楽愛好家による演奏会
  • 音楽教室の発表会
  • 小規模なコンサート
  • ビデオ映像を活用した各種講演会、セミナー、研修会
  • 総会などの各種会合
料金表

天体案内

 今月の星空

今月は、夕方の南西の低い空に、金星が見えます。ただし、19時半ころには沈んで見えなくなります。そして、南から南西の空に土星が輝きます。土星も1等星ですので肉眼でもよく見えますが、金星に比べると、明るさが暗くなります。
さらに夜遅くなると、東から明るい木星が昇ってきます。木星は金星より少しくらいですが、他の星に比べるとかなり明るく見えます。夜空の星座は、西の空に、夏の代表する、夏の大三角が輝きます。いっぽう、秋の星空の目印、秋の四辺形が南の空高く輝いています。
夏の大三角は、こと座のベガ・おりひめ星とわし座のアルタイル・ひこぼし、はくちょう座のデネブを結ぶとできる三角形です。秋の四辺形は、ここにある星座ペガスス座の名前をとり、ペガススの四辺形とも呼ばれています。この分かりやすい夜空の目印のうち、秋の四辺形を目印に、南側にみなみのうお座のフォーマルハウトと、くじら座のデネブカイトスが見つかります。

また頭の上から北側には、アンドロメダ座、カシオペヤ座、ケフェウス座が見つかるでしょう。秋の星座をさがすには、ぜひ秋の四辺形を目印にしてください。

東の空に目を向けると、冬の星座・オリオン座が昇り始めています。まもなく、冬が訪れるでしょう。

 

11月の星空ガイド

11月の月の満ち欠け
1日(金) 9日(土) 16日(土) 23日(土)
新月 上弦 満月 下弦
星を見るのに絶好のチャンス 夕方南の空に月が見える 月明かりで夜空が明るく星が見つけにくい 明け方南の空に月が見える

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向

見かけ上太陽に近く、肉眼で見つけるのは難しい

夕方の南西の低い空

真夜中の東の空

夜遅く東の空 夜の初め南の空
見える星座 —– へびつかい座~いて座 かに座 おうし座 みずがめ座
明るさ —– -4等星 1等星 -2等星 1等星

 

   11月の天文現象
 5日(火)、夕方南西の空で、月と金星が並んで輝く
 5日(火)の夕方、南西の低い空で月と金星が並んで輝き、美しい眺めとなります。この日の日没は、17時15分ころです。日の入り後、しばらくすると、南西の低い空に、大変細い月が見えてきます。そして、この月の少し右側に、金星が見えてくるでしょう。
金星が大変明るいので、日没後20分ぐらいたつと見やすくなります。そして、日没後約45分の18時ころが最も見やすくなるでしょう。ただし、高さが低いので、南西方向の見晴らしのいい所でご覧ください。その後、19時を過ぎると沈んで見えなくなります。
なお、前日の4日(月)の夕方も、月と金星の接近が見られます。ただし、月の高度が低く、南西方向の見晴らしがいい所でないと見えません。また、月は金星の下側の位置になります。
 11日(月)、月と土星が並んで輝く
 19時から20時ころ南の空に、半分より少し太めの明るい月が輝きます。そして、目をこらして見ると、この月のすぐ右側に、明るい星が見えます。この星が土星です。月が明かり眩しいので、手で月を隠すように見ると見やすくなります。
 17日(日)、東の空で、月と木星が並んで輝く
 17日(日)の19時すぎ、東寄りの空に、半分より少し太い月が昇ってきます。そして、この月のすぐ右下を見ると、大変明るい星があるのが分かります。この明るい星が、木星です。19時ころは高さが低いので、あまり目立ちません。しかし、21時ころになると高さが高く目立ってきます。少し遅めの時間に見るといいでしょう。
 18日(月)、しし座流星群が極大
 18日(月)の明け方前に、しし座流星群が極大となります。ただし、活動の予想は低調です。また、月明りがあるので、多くても、1時間当たり5個程度の流星が見られるでしょう。見ごろは午前2時~4時ころの東の空です。
 20日(水)、深夜東の空で、月と火星が並んで輝く
20日(水)の22時すぎ、東寄りの空に、ほぼ半分に欠けた月が昇ってきます。そして、この月のすぐ下側を見ると、オレンジ色のやや明るい星が見えます。この星が火星です。木星ほどは明るくないので、注意深く探してください。なお、21日(木)に日付が変わるころには、高さが高くなり見やすくなるでしょう。
 秋の星を見つけよう
下の図のように、秋の四辺形を使うと見つけることができます。時刻は、11月上旬の20時ころ、下旬ですと19時ころです。そして、見る上げる方角は、南の空を見た時の様子です。右が西、左が東、下が南で上が北になります。
秋の星の見つけ方ですが、たとえば、秋の四辺形の右側の辺を結んで、南側に伸ばすとフォーマルハウトが見つかります。この星は、秋の星座の中でただひとつの1等星で、秋のひとつ星や南のひとつ星と呼ばれます。今年は、フォーマルハウトの上側のみずがめ座に土星が輝き、いつもとは違った姿になっています。
また、左側の辺を結んで、同じように南側に伸ばすと、くじら座のデネブカイトスにたどり着きます。
いっぽう、左側の辺を結んで北に伸ばすと、カシオペヤ座(となりにケフェウス座があります)をとおり、北極星へたどり着きます。
このころ、秋の四辺形は、ほぼ頭の真上に輝いています。まず頭の真上を見上げて、四辺形を見つけ、秋の星座たちを見つけてみてください。
なお、11月は16日が満月になります。満月のころは、月が明るく星が見にくいことがあります。星座を見つけるには、上旬か、下旬がいいでしょう。

 

 

夕方少しの時間ですが、西から南西の空に金星が見えます。ただし、空が暗くなると沈んで見えなくなります。そして、南東の空に土星が見えてきます。

星座の星たちは、、
南の高い空に、夏の代表する夏の大三角が、西よりに秋の星空の目印、秋の四辺形が東よりに輝いています。夏の大三角は、こと座のベガ・おりひめ星とわし座のアルタイル・ひこぼし、はくちょう座のデネブを結ぶとできる三角形です。
秋の四辺形は、ここにある星座ペガスス座の名前をとり、ペガススの四辺形とも呼ばれています。

この分かりやすい夜空の目印のうち、秋の四辺形を目印に、南側にみなみのうお座のフォーマルハウトと、くじら座のデネブカイトスが見つかります。

また頭の上から北側には、アンドロメダ座、カシオペヤ座、ケフェウス座が見つかるでしょう。秋の星座をさがすには、ぜひ秋の四辺形を目印にしてください。

 

 

  

10月の星空ガイド

10月の月の満ち欠け
3日(木) 11日(金) 17日(木) 24日(木)
新月 上弦 満月 下弦
星を見るのに
絶好のチャンス
夕方南の空に
月が見える
月明かりで夜空が明るく
星が見つけにくい
明け方南の空に
月が見える

 

惑星の動き
水星 金星 火星 木星 土星
見える方向 見かけ上太陽に近く肉眼では見つけにくい 夕方

西から南西の低い空

真夜中ころの

東の空

夜遅くの東の空

夜の初め南の空
見える星座 —– てんびん座~さそり座 おうし座 おうし座 みずがめ座
明るさ —– -4等星 1等星 -2等星 1等星

 

 10月の天文現象
  5日(土)、夕方西の空で、月と金星が並んで輝く
 5日(土)の夕方、西の低い空で月と金星が並んで輝き、美しい眺めとなります。この日の日没は、17時50分ころです。日の入り後、しばらくすると、西の低い空に、大変細い月が見えてきます。そして、この月の少し上に、金星が見えてくるでしょう。金星が大変明るいので、日没後20分ぐらいたつと見やすくなります。
そして、日没後30分の18時20分ころが最も見やすくなるでしょう。ただし、高さが低いので、西方向の見晴らしのいい所でご覧ください。その後、月が19時前には沈みますので、注意してください。
なお、翌日の6日(日)になると、月が金星の左側に移動します。5日より月が金星から離れますが、月の高さが高くなるので、見やすいかもしれません。
  14日(月)、月と土星が並んで輝く
  21時ころ南の空に、ほぼまん丸の明るい月が輝きます。目をこらして見ると、この月のすぐ左側に、明るい星が見えます。この星が土星です。月が明かり眩しいので、手で月を隠すように見ると見やすくなります。真夜中には、月と土星の間隔がせまくなりますが、高さが低くなるので、真夜中までが観察のチャンスです。
 15日(火)、栗名月・後の月・十三夜の月
  先月は、17日(火)に月が美しいと言われる、中秋の名月がありました。そして、今月は中秋の名月と同じように、月が美しく見える、栗名月が15日(火)に見られます。栗名月は、旧暦の9月13日の月で、別名は後の月(のちのつき)とも呼ばれます。また、旧暦の13日の月なるので、十三夜(じゅうさんや)の月とも呼ばれます。空が暗くなってくる18時ころ、東の空に少し欠けた美しい姿が見えます。ぜひご覧ください。なお、15日から20日ころにかけて、紫金山・アトラス彗星(すいせい)が明るくなるかもしれません。ただし、彗星は雲のように淡いので、月が明るく、郊外に出かけないと観察するのは難しいでしょう。予想より明るくなったら、月の反対方向の、夕方に西方向が開けた海岸に出かけると見えるかもしれません。
  21日(月)~22日(火)、オリオン座流星群が極大
21日(月)~22日(火)の明け方、オリオン座流星群が極大を迎えます。オリオン座流星群は、流れるスピードが速いのが特徴です。ただ明るい流星があまりなく、2等~3等星くらいの流星が多くなる傾向があります。
極大を迎えるのは、21日の午後です。オリオン座流星群は、オリオン座が昇るまでは流星は見られません。また、オリオン座は21日の22時くらいに東の空から昇ってくるのですが、オリオン座が低い時には、あまり見ることができません。このため、多くなるのは、21日の深夜から、22日の明け方近くになってからでしょう。なお、この流星群は、極大のころが長く、20日~25日くらいまで続きます。よって、必ず21日深夜から22日の明け方に見なくても、他の近くの日でも見ることができるのです。
今年は、月が満月すぎの明るい月が輝きます。このために条件が良くありません。実際に見える数は、空の条件の良い郊外で1時間あたり5個以上。松山市内では、1時間あたり数個程度になるでしょう。冷え込む時期ですので、注意してご覧下さい。
21日(月)、深夜の東の空で、月と木星が並んで輝く
21日(月)の21時ころ、東寄りの空に、半分より少し太い月が昇ってきます。そして、この月のすぐ右側を見ると、大変明るい星があるのが分かります。この明るい星が、木星です。21時ころは高さが低いので、あまり目立ちません。しかし、22時ころになると高さが高く目立ってきます。少し遅めの時間に見るといいでしょう。
23日(水)、深夜の東の空で、月と木星が並んで輝く
23日(水)の23時ころ、東寄りの空に、ほぼ半分に欠けた月が昇ってきます。そして、この月のすぐ左側を見ると、やや明るい星ぴったり並んでいます。また、少し離れて、左上にも星が見えるでしょう。この二つの星は、ふたご座のポルックスとカストルです。ポルックスが月に近い星、カストルが月から少し離れた星です。また、月の右下にも明るい星が見えてきます。この星が火星です。ふたご座の星より少し明るく、オレンジ色が特徴です。木星ほどは明るくないので、注意深く探してください。また、24日(木)日付が変わる、午前0時以降は高さが高くなり見やすくなるでしょう。