1月の星空ガイド
1月の月の満ち欠け |
7日(火) |
14日(火) |
22日(水) |
29日(水) |
上弦 |
満月 |
下弦 |
新月 |
夕方南の空に月が見える |
月明かりで夜空が明るく星が見つけにくい |
明け方南の空に月が見える |
星を見るのに絶好のチャンス |
惑星の動き |
☆ |
水星 |
金星 |
火星 |
木星 |
土星 |
見える方向 |
初旬の明け方
南東のたいへん低い空
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夕方
南西から西の空 |
夜の初めの東の空
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夜の初めの南の空 |
夕方の南西の空 |
見える星座 |
へびつかい座~いて座 |
みずがめ座~うお座 |
かに座~ふたご座 |
おうし座 |
みずがめ座 |
明るさ |
0等星 |
-4.5等星 |
-1等星 |
-3等星 |
1等星 |
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1月の天文現象 |
3日(金)~4日(土)、夕方の空で、月と金星、土星が並んで輝く |
3日(金)の19時ころ、南西の空で月と金星が並んで輝き、美しい眺めとなります。19時ころの高さが、約20度で、ちょうど目に入りやすい高さです。南西の空を見ると、細い月の上に、たいへん明るい金星が見えるでしょう。そして、4日(土)になると、月は金星の上に移動し、金星から離れます。ただし、今度は月のすぐ上に土星が並んで輝くようになります。土星は金星に比べかなり暗く感じますが、1等星ですので、肉眼で見簡単に見える星です。また、月から左下に離れますが、土星と同じくらいの明るさの、みなみのうお座のフォーマルハウトも見えるかもしれません。なお、この接近は、18時ころから見えますが、20時をすぎると見つけにくくなります。 |
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3日(金)~4日(土)、りゅう座(しぶんぎ座)流星群が極大となる |
りゅう座流星群は、りゅう座の方向から全天に流れていきます(※昔は、ここにしぶんぎ座があったので、しぶんぎ座流星群とも呼ばれます。)。流星群の極大は、4日(土)の午前0時ころです。今年は月明りなく、いい条件です。松山市内では、1時間当たり10個程度の流星見られるでしょう。極大の前後数時間しか流星が多くならないので、3日(金)の23時ころから、4日の午前4時ころまでが、多く見られる時間になります。観察する方向は、おおまかに北東の空です。りゅう座が分からなくても、見ることができます。 |
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10日(金)~11日(土)、南の空で、月と木星が並んで輝く |
10日(金)の19時ころ、南の空を見上げると、かなり丸い明るい月が輝いています。そして、この月のすぐ左下を見ると、大変明るい星があるのが分かります。この明るい星が、木星です。肉眼でよく見えますので、ぜひご覧ください。なお、翌日の
11日(土)になると、月は木星の左側に移動し並びが変わりますが、同じように接近しています。ただし、12日(日)は月が離れますので、10日か11日にご覧ください。 |
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12日(日)、火星が地球に最接近 |
地球のすぐ外側を回る惑星・火星が、12日(日)に約2年2ヶ月ぶりに接近し、来年3月ころまで観測の好期となります。
火星が見えるのは、夕方は東の空、真夜中なると南の高い空へ移動します。火星がある辺りは明るい星が多いのですが、オレンジ色が特徴です。かなり明かるので、色に注目するときっと見つかるでしょう。
火星は、肉眼で、ただの明るい星にしか見えません。しかし、天体望遠鏡を使うと、ぼんやりと模様が見えてきます。1月から3月の星空観望会で、実際の火星を見ることがききますので、興味のある方は、ぜひご参加ください。 |
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14日(火)、東の空で、月と火星が並んで輝く
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14日(火)の20時すぎ、東寄りの空に、ほぼまん丸のたいへん明るい月が見えています。そして、この月のすぐ右上を見ると、オレンジ色のやや明るい星が見えます。この星が火星です。木星ほどは明るくないので、注意深く探してください。なお、前日の13日(月)は、火星の上側に月が多少離れて見えますが、比較的近い状態で見ることができます。 |
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18日(土)、夕方の南西の空で、金星と土星が並んで輝く |
今月の中ごろにかけて、夕方の南西の空で、金星の左上に土星が輝きます。しかし、18日(土)になると、ほぼ水平に金星と土星が並ぶようになり、19日(日)以降は、金星の左下側に土星が移動し、並びが逆転します。前後数日間観察すると、並びが変わっていくのがよく分かるでしょう。なお、月末には土星の高さが低くなり、見つけにくくなります。 |
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冬の明るい星を見よう |
冬の夜空は、冬の大三角や冬のダイヤモンド?といった、分かりやすい星の並びがあります。これらの中で、最も明るいのはシリウスです。プロキオンも明るく、冬の大三角は大変目立つ存在となるはずです。ただ、20時ころは高さが低く、南の空高く見えるのは、夜遅くになります。図は、冬の星が最も高く昇ったころの、南の空を眺めた時の星空です。
冬のダイヤモンドは冬の大三角より、大変大きく広がっています。また、カペラは頭の真上を越してやや北の空よりに、ポルックスはほぼ頭の真上になります。なお、今年は、惑星が加わり、最も明るい星が木星、シリウスに次いで明るい星が火星になりますので、注意して探してください。 |
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