「追い風向い風」

by okada
2月 20 2015 年

 

2月8日(日)に開催された第53回愛媛マラソンでフルマラソン(42.195キロ)に初挑戦した当財団市民スポーツ振興課長。レース後半の冷たい雨や、強い向かい風にも負けず見事4時間49分15秒で完走しました!

各都道府県で開催されるマラソン大会には大勢の人が応募し、陸上競技の花形のひとつと呼ばれるようになったマラソン。42.195kmのコースは直線ばかりかと思いきや、実は曲り角やカーブが多いのが特徴。これは国際陸上競技連盟のルールでスタートとゴール地点の直線距離を21.0975km以下(走行距離の50%以下)にするように決められているからなのです。

愛媛マラソンで例えると、現在は県庁前をスタートして旧北条市で折り返し、松山市堀之内の城山公園をゴールとするコースなので、スタート(県庁前)からゴール地点(城山公園)の直線距離は約500m。仮に県庁前をスタートして折り返し地点を設定せず、今治方面に向かって42.195kmを走るとなると、スタートとゴール地点の直線距離は21.0975km以上離れてしまいます。

スタートとゴール地点の直線距離を50%以下とする理由は追い風向かい風の有利不利をなくすこと。折り返し地点などを設定し、スタート地点の方角に戻ってくることで、行きが追い風なら帰りは向い風、行きが向い風なら帰りは追い風というように、風の有利不利が相殺されるようになっているのです。

前半に向かい風を受け、辛い思いをすればするほど後半は楽になり、前半に追い風に乗り、楽な思いをすれば後半が辛くなるマラソン。今年43歳になる私の人生後半は追い風になるのか、それとも強い向かい風になるのかは、40歳までの人生前半をどう過ごしてきたかという事なのかもしれません!(笑)

 

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