「1歩1歩」

by okada
8月 16 2012 年

 

第30回夏季オリンピック・ロンドン大会の閉会式が行われ、ロゲ会長の「楽しく、輝かしい大会だった」と閉会宣言と共に、燃え続けた聖火が消え、17日間の祭典が幕を閉じました。

金7個・銀14個・銅17個、合計38個のメダルを獲得、アテネ大会の37個を上回り過去最高のメダル数を更新し、「復興に向け勇気をもらえた」ロンドン大会でした。また、「結束力」や「女子力」を感じさせてくれ、4年後のリオデジャネイロ大会へ繋ぐ「風が吹いていた」大会であったのではないでしょうか。

その「結束力」「女子力」を見せてくれた女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」。昨年のワールドカップ(W杯)に続く2冠にはわずかに届きませんでしたが、重圧をはねのけて実力を発揮、笑顔で表彰台に立った姿は私達に感動を与えてくれました。

1996年アトランタオリンピックで新競技として実施された女子サッカー。日本は初出場するも3連敗。シドニーでは出場権を逃し、復帰したアテネでは1勝(1勝2敗)。4年前の北京では2勝(2勝1分3敗)。そして4度目のロンドンでは3勝(3勝2分1敗)をあげ見事、銀メダルを獲得。全敗、1勝、2勝、3勝と4年をかけ1歩づつ成長し、1勝もできなかったアトランタから16年かけて手にした銀メダルなのです。

なでしこジャパンの奮闘ぶりは、テレビなどを通して目にした少女たちにも感動を与え、今後、さらにサッカーを始めたいと思う女の子たちが増えるのではないでしょうか。

ロンドンでは残念ながら手にできなかった金メダル。これは次の世代の選手たちの「宿題」となり、日々練習を重ね、1歩1歩前に進みながら、いつの日かその夢を叶えてくれる日がくるのだと思います。

 

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