学芸員を募集しています

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(公財)松山市文化・スポーツ振興財団では、一緒に松山市内の発掘調査をしたり、松山市考古館などで文化財の大切さやおもしろさを多くの人に伝える仲間(学芸員)を募集しています (^^♪

令和7年は、なんと 技術職(学芸員)2名程度 を募集します!!

愛媛県松山市で発掘調査や普及啓発活動に取り組んでみませんか?

 

 

 

君が来るのをまっているよ!

  詳しくはこちらから  

 

東野森ノ木遺跡7次調査の発掘情報展を開催中です

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松山市考古館のロビー(受付横)では、東野森ノ木遺跡7次調査の発掘調査成果についての展示をしています。

展示のようす

東野森ノ木遺跡7次調査は、令和6年9月から翌年1月にかけて東野一丁目、樽味二丁目で実施した発掘調査です。調査では、弥生時代後期の竪穴建物跡や鎌倉時代の掘立柱建物跡など弥生時代から中世にかけて人々が生活した痕跡がみつかりました。

弥生時代の高坏、器台と石包丁、中世の土師質土器(皿・杯)
遺構の配置図

調査では、複数回の建替えが行われた竪穴建物跡や、長大な掘立柱建物跡がみつかっています。

一般嘱託職員(発掘調査補助員)採用試験を実施します

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公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団では、一般嘱託職員(発掘調査補助員)の採用試験を実施します。

【募集職種】 一般嘱託職員(発掘調査補助員)
【募集人数】 2名程度
【勤務場所】 松山市立埋蔵文化財センター
【受付期間】 令和7年2月1日(土)~令和7年2月14日(金)(郵送可。※2月14日(金)松山市総合コミュニティセンター必着
【試験実施日】令和7年2月25日(火)

※受験資格・申込方法・勤務条件等の詳細は、ホームページからダウンロードできますので、是非ご覧ください。

 

清水町遺跡4次調査の発掘情報展を開催中です

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松山市考古館のロビー(受付横)では、清水町遺跡4次調査の調査成果について展示・紹介しています。

展示のようす

清水町遺跡4次調査は、令和5年3月から6月にかけて松山市立清水小学校の西隣で実施した発掘調査です。調査では、古墳時代の竪穴住居など縄文時代から江戸時代の人々が生活した痕跡がみつかりました。

出土品1
出土品2

調査では「波板状凹凸(なみいたじょうおうとつ)遺構」と呼ばれる、地盤を強化するためにつくられた、奈良時代の遺構がみつかっています。

展示会「いにしへのえひめ2023」開催中です

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松山市埋蔵文化財センター(松山市考古館)では、(公財)愛媛県埋蔵文化財センターが昨年度に愛媛県内(松山市を除く)で発掘調査を実施した遺跡や調査報告書を刊行した遺跡について紹介する展示会「いにしへのえひめ2023」を11月26日まで開催しています。

別名端谷1遺跡2次調査 出土の井戸側(いどがわ)

 

別名端谷1遺跡2次調査で出土した平安時代の陶磁器

別名端谷1遺跡2次調査(今治市)より出土した平安時代の井戸側や、
平安時代の陶磁器(越州窯系青磁、白釉緑彩陶器、緑釉陶器など)、

北竹ノ下1遺跡で出土した縄文土器や弥生土器、
中世の土師質土器、碁石など

北竹ノ下1遺跡から出土した縄文時代早期の押型文土器、弥生土器、中世の土師質土器や碁石、

桜井遺跡や紫宸殿遺跡で出土した
石包丁、土師器、土師質土器、陶磁器など

桜井遺跡や紫宸殿遺跡(西条市)で出土した石包丁、土師器、土師質土器、陶磁器などを展示・紹介しています。

11月26日(日)まで松山市考古館の特別展示室で開催中(無料)です。是非ともご覧ください。

また、10月14日(土)10:00から12:00には、別名端谷1遺跡2次調査、北竹ノ下1遺跡・桜井遺跡・紫宸殿遺跡の発掘調査成果について、愛媛県埋蔵文化財センターの調査員に説明していただく報告会を予定しておりますので、是非ご参加ください(※事前申し込みが必要でしたが、現在追加募集中です)。

 

 

いろいろな装飾付須恵器を展示しています

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「掘ったぞな松山2023」の展示が終了し、
現在、文化財情報館では下難波腰折遺跡から出土した子持器台など、様々な装飾付須恵器を展示しています。

展示のようす

文化財情報館は、松山市考古館から100メートルほど離れた小高い場所にあります。
開館は、月曜日~金曜日の9:00~17:00まで。土日祝日と年末年始は休館となります。

溝辺1号墳出土品・御産所権現山古墳出土品

この他にも、少しだけ発掘出土資料の展示をしておりますので、是非おこしくださいませ。

 

展示会「掘ったぞな松山2023」開催中です

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松山市埋蔵文化財センター(松山市考古館)では、昨年度に松山市内で発掘調査を実施した遺跡や調査報告書を刊行した遺跡について紹介する展示会「掘ったぞな松山2023」を開催しています。

下難波腰折遺跡出土品

下難波腰折遺跡で見つかった古墳時代の須恵器(子持器台)や装飾品、鉄製農工具・馬具・武具などです。

辻町遺跡4次調査出土品

辻町遺跡4次調査で見つかった古墳時代中期の土師器や須恵器、砥石です。
こちらは(公財)愛媛県埋蔵文化財センターさんが、松山市内で発掘調査を実施したものになります。

桑原遺跡8次調査出土品

桑原遺跡8次調査で出土した弥生時代後期~終末・古墳時代初頭ころの資料です。

祝谷6号墳出土鉄製品

昨年度、保存処理を実施した祝谷6号墳からみつかった鉄製品です。大刀の柄頭には象嵌が施されています。

8月28日(日)まで松山市考古館の特別展示室で開催中(無料)です。

現在、まつやま子ども週間中です。[令和5年のまつやま子ども週間は8月7日(月曜日)から8月13日(日曜日)です]
松山市考古館では、まつやま子ども週間中、「小中学生に同伴する保護者」の観覧料が無料となりますので、この機会に是非ともおこしください。

 

 

令和5年度職員(学芸員)採用試験を実施します(~5月12日まで)

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公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団では、令和5年度職員(学芸員)の採用試験を実施します。

試験区分 採用予定人数  勤務場所等
技術職(学芸員) P 1人程度 主として松山市立埋蔵文化財センター(松山市考古館)に配属され、埋蔵文化財の発掘・保存・調査研究及び文化財保護の業務に従事する

 

★第1次試験日
 テストセンター       令和5年5月22日(月)~6月4日(日)
 ペーパーテスティング    令和5年6月4日(日)
 (テストセンターとペーパーテスティングのいずれかを選択できます。)

★申込受付期間
 令和5年4月14日(金)~5月12日(金)(消印有効) 
(月曜日を除く午前8時30分から午後5時15分まで)

★実施要領や申込方法は、ホームページからダウンロードできますので、是非ご覧ください。

令和5年度職員(学芸員)採用試験の実施について

埋蔵文化財センターの仕事について[銭貨の保存処理(後編)]

投稿者| doguu in 出土物整理 | 埋蔵文化財センターの仕事について[銭貨の保存処理(後編)] はコメントを受け付けていません

金属製品を保存処理する工程のなかで、前編でお話しした「クリーニング作業」は、保存処理作業全工程中の7~8割の時間を費やします。
このクリーニング作業が終わると、次は専用の薬品や装置を使って銭貨の「安定化処理」、「樹脂含浸」の処置を行います。

 

銭貨(銅製品)は、錆を安定化させるため「安定化処理」をおこないます。
安定化処理に使う薬品がベンゾトリアゾールアルコール溶液になります(写真の左 ベンゾトリアゾール・写真の右 メチルアルコール)。
※写真は濃度3%の溶液を作っている様子です。

 

 

溶液に銭貨を入れ、減圧装置(デシケーター)を使って減圧下(真空に近い状態)で漬け込みます。

 

漬け込みが終わり自然乾燥します。
順番を間違えないようキチンと並べています。

 

乾燥が終わって樹脂含浸作業に移ります。
樹脂含浸にはアクリル樹脂(写真の左)をアセトン(写真の右)で溶かした溶液を使います。濃度は3%です。
樹脂含浸も安定化処理に使った減圧装置を使います。※減圧することで、錆の進行でできた小さな穴やクラック(ひび割れ)の奥の方まで樹脂を浸透させることができ、銭貨の本体が強化できます。

 

樹脂含浸後は自然乾燥を行い、重量計測を一週間行います。
重量を測ることで、溶剤が抜けて樹脂で硬化されたことがわかります。

 

重量計測は小数点以下3ケタが測れる精密な秤(はかり)を使います。

 

一週間、自然乾燥させた後、乾燥機に入れて強制乾燥させます。また一週間毎日重量計測を行います。※強制乾燥することで、小さな穴、クラックの奥に染み込んだ溶剤を乾燥させます。
樹脂含浸、自然乾燥重量計測、強制乾燥重量計測の3工程を1セットとし、この作業は通常3回行います(錆の進行状況により2回の場合もあります)。

 

樹脂含浸、重量計測作業が終了すると保存処理後の写真撮りの準備(仕上げ作業)をします。この作業も顕微鏡を使って、銭貨の表面の仕上がり具合や綿埃の除去を行います。

 

保存処理後の写真撮りを行います。
最終写真撮りは当センターのスタジオにお願いしました。
写真は銭貨1枚ずつの表裏581枚。カット数では約1170カットになりました。

保存処理後の写真撮りが終了し、保存処理記録(報告書)を仕上げることで保存処理は終了となります。

581枚を並べて撮影してみました。(撮影場所:埋蔵文化財センター内スタジオ 撮影者:大西)

展示会「いにしへのえひめ2022」開催中です

投稿者| hajiki in お知らせ, イベント, 展示会 | 展示会「いにしへのえひめ2022」開催中です はコメントを受け付けていません

松山市埋蔵文化財センター(松山市考古館)では、(公財)愛媛県埋蔵文化財センターが昨年度に愛媛県内(松山市を除く)で発掘調査を実施した遺跡や調査報告書を刊行した遺跡について紹介する展示会「いにしへのえひめ2022」を開催しています。

桜井遺跡 円形周溝出土の弥生土器

桜井遺跡(西条市)の円形周溝状遺構より出土した弥生時代の壺形土器、

北竹ノ下2遺跡出土の土器棺

同じく西条市の北竹ノ下2遺跡で見つかった弥生時代後期の土器棺墓や、

北竹ノ下2遺跡(西条市)出土の縄文土器

縄文時代早期の押型文土器、今治市の別名藪下遺跡で出土した中世の土師質土器や銅銭、などを展示・紹介しています。

11月6日(日)まで松山市考古館の特別展示室で開催中(無料)です。是非ともご覧ください。

また、10月8日(土)13:30から15:30には、伊予史談会会長の山内 譲先生による講演会「文献からみた中世の今治平野について」を予定しておりますので、是非ご参加ください(※事前申し込みが必要)。