松山城三之丸跡18次調査⑤

投稿者: hajiki in 発掘調査・試掘調査, 遺跡紹介 | コメントを残す

松山城三之丸の西端には、藩士が弓馬の稽古に利用された馬場がありました。

 

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馬場と南北溝を区画する馬場土手(南より)

寛文元年(1661年)頃に造られ、長さは南北185間(約365m)、幅は6間(約12m)の規模で、絵図には、東側に小さな土手(馬場土手)と、その上に並ぶ樹木が描かれていました。
今回の調査で、初めてこの馬場土手を確認することができました。この土手は馬場面の東端に粘土質の土を高さ約30cm、幅110cmの半円形に盛った構造です。

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馬場面に貼り付けられた馬場土手(北西より)

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