次に、森の陶芸教室です。
今回のこの事業は、今年度2セット目の実施で、徐々に参加者が増えつつある事業です。
なぜ、セットかというと、
形づくり、絵付け釉薬(ゆうやく)塗り、釜だし+αの、3日間が1回の事業だからです。
事業開始日に、粘土を使って形づくりをします。
主に、お皿や、シチュー皿を作成するなど、簡単なお題がでますが、
プラス、好きな、興味のある物を作っていただいて結構です。
2週間ほど間隔を空けて、2日目が実施されます。
なぜ、2週間かというと、成形した作品を、センター職員が「素焼き」をします。
使う粘土によって焼き方は変わりますが、センターにある灯油窯を使って焼き上げます。
焼くのには約6時間、冷ますのに約2日の日程を要します。
焼き方はなかなか難しく、窯の温度を見ながら温度の上昇などを調整しつつ丁寧に焼き上げます。
例えば・・・。
焼き始めから380度までは、水分をよく飛ばすために4時間程度かけてゆっくりと温度を上げ、その後は、30分に約80度を目安に上げてゆき、最終的には約800度まで温度を上げます。
これは、粘土により変わりますが、このように、慎重に素焼きを行っています。
2011年より温度管理のデータを蓄積しており、事業担当者に綿々と引き継がれております。
そして、今回実施した2回目の絵付け・釉薬塗りです。
絵付けの前に、素焼きしたものにペーパーをかけて、表面を整えて絵付けをします。
釉薬は、種類により焼き上がりで色が変わるので、焼き上がりを想像して、使う釉薬を決めます。
塗る時は、大胆に。
そして、1日程度以上乾かして、本焼きとなります。
皆さんにご集合いただくのは窯を開けるその時に立ち会っていただきます。
一番緊張しているのは、そう、事業担当者です。
その光景を次回、ご報告させていただきます。
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